9月15日、東京ゲームショウ 2016が、幕張メッセで開幕した(9月18日まで)。37カ国・地域から過去最多の614の企業・団体が出展する中、いの一番に会場を訪れた外国人に、今回のゲームショウでは何が一番の目的かを聞いてみた。

名前:サイモン・ルイスさん(左)、マシュー・バーズビーさん(中)、J.M.テイラーさん(右)

出身国:ルイスさん、バーズビーさん・イギリス、テイラーさん・フィリピン

職業:オンライン・ゲームマガジン関連

目的:ルイスさん/僕は、「ワンダと巨像」が好きです。クリエイターである上田文人氏の新ゲームに注目しています。日本のゲームはミステリアスで、世界観がユニークだと思います。日本のゲーム会社ではバンダイナムコエンターテインメントにも注目しています。

バーズビーさん/携帯ゲームがはやっていますが、あれは時間をつぶすためだけのもの。ビデオゲームは、ずっと長く遊ぶことができて、ゲームが描くストーリーとも深く関われます。ストーリーや美術の完成度も全く違う。携帯ゲームには興味は持てません。今回のゲームショウはソフトウエアより、ハードウェアに力点がある感じですね。

テイラーさん/僕たちはみな、VR(仮想現実)ゲームを体験してみたいと思っています。でも、すごい列なので、後でまた戻ってこなくちゃ。個人的に注目するゲームは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントより発売予定の「人喰いの大鷲トリコ」や「ワンダと巨像」。「人喰いの大鷲トリコ」に注目するのは、「ワンダと巨像」のクリエイターの上田氏によるゲームだから。こういうスタイルのゲームが好きなんです。

写真・文/大塚千春