東京ゲームショウ2016で注目を集めているVR(バーチャル・リアリティ)。人気ゲーム機「プレイステーション4」のVRシステム「プレイステーション VR」の発売を控え、ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア(SIE)では、多くのVRタイトルを出展しています。誰もがハマること必至のVRをゲーム初心者の編集部が体験しました。

 東京ゲームショウ2016の出展ブースのなかでも、ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア(SIE)のブースの盛況ぶりには目をみはるばかり。海外メディアも押し寄せ、行列を作るほど。特にVRゲームに注目が集まりました。

「プレイステーション4」本体(左)と、より豊かなゲーム体験ができるVRシステム、「プレイステーション VR」のヘッドマウントディスプレイ(右)<br> ©2016 Sony Interactive Entertainment Inc.All rights reserved. <br>Design and specifications are subject to change without notice.
「プレイステーション4」本体(左)と、より豊かなゲーム体験ができるVRシステム、「プレイステーション VR」のヘッドマウントディスプレイ(右)
©2016 Sony Interactive Entertainment Inc.All rights reserved.
Design and specifications are subject to change without notice.
日経ウーマンオンライン編集長もVRゲームを試遊。映像のリアルさにご満悦
日経ウーマンオンライン編集長もVRゲームを試遊。映像のリアルさにご満悦

 まずはバラエティに富んだ5種類のVRコンテンツを収録した『PlayStation VR WORLDS』を体験。時間制限があるので、5種類のうち、深海ダイビング体験ができる『Ocean Descent(オーシャン ディセント)』をセレクトしました。

すっぽりと覆う感じで装着するヘルメットさながらのHMD。慣れていないので、手伝ってもらわないと装着するのがちょっと難しい……
すっぽりと覆う感じで装着するヘルメットさながらのHMD。慣れていないので、手伝ってもらわないと装着するのがちょっと難しい……

 頭と目の周囲を覆うHMDと、耳を覆うヘッドフォンを装着すると、もう、ここは自分だけの世界。気が付くと、リフトの中に入った状態で、海に潜っていました。海の生き物が周囲を泳いでいて、しばし観賞。360度、見渡す限り、神秘的な海の世界が広がります。見上げると、太陽の光が差し込んでいます。

 ふと周囲を見渡すと、カラフルな熱帯魚やクラゲが泳いでいました。熱帯魚は群れをなして目の前を横切っていきました。1匹のクラゲがゆらゆらと目の前に寄って来たので、思わず手を伸ばしてしまいました。

バーチャル空間でクラゲが……! でも手を伸ばしても、実際そこには何もありませんよ!
バーチャル空間でクラゲが……! でも手を伸ばしても、実際そこには何もありませんよ!

「見るだけ」「反撃しない」がかえって怖い!

 次第に深度を下げていくと、どんどん暗くなっていきます。気が付くと、深海の闇の中。ちょっと不気味な雰囲気です。……突然、サメが現れました。凶暴なサメは、巨大で、鋭いギザギザの歯をむき出しながら勢いよく襲いかかってきました。

危ない! 反撃できず、ただ、ただ、攻撃されっぱなしの恐怖で興奮が止まらない!
危ない! 反撃できず、ただ、ただ、攻撃されっぱなしの恐怖で興奮が止まらない!

 しまいには、リフトの柵はサメに噛み壊されてしまい、むき出しの状態に。いよいよサメがこちらに突進してきて……「噛みつかれる!」と思わず体を縮めたところで、デモはおしまい。あー、バーチャルでよかった……。

サメが突進してきた瞬間の反応。怖くて体が縮こまりました!
サメが突進してきた瞬間の反応。怖くて体が縮こまりました!