現代に生きる女子は、もう彼氏や結婚や出産で自己実現しちゃダメだよ

結婚や出産って、本当に、「いち抜け」なの? (C) PIXTA
結婚や出産って、本当に、「いち抜け」なの? (C) PIXTA

 それはひどくネガティブで寂しくて、自分が女性でありながら同性をひどく見下して、女性であることが何一つうれしくも幸せでもない上に、第一、「彼氏や結婚や出産」に「そして二人は永遠(とわ)に幸せに暮らしましたとさ」的なメルヘンなファンタジーを乗っけ過ぎていて、私には不穏な警告音しか聞こえません。

 だって、彼氏も結婚も出産も、何一つ手堅くあなたに「永遠の幸せ」を保証しないですし。そういう「いち抜けのための手段」として手を出す彼氏との付き合いや結婚や出産は、だいたいにおいてあんまり幸せそうじゃないものです。彼氏や結婚や出産は自己実現の手段じゃありません。人の力で自己実現したら、相手も自分も不幸です。

 思い出してください、そういえば「毒母」って、その終着地点でしたよね。

 女友達とは、同じ時間と空間や、体験を共有した歴史をもとにつながる関係。ライフステージが変わる人もいれば、変わらない人もいて、話せる内容も限られてきて疎遠になるというのは仕方ないことなのかもしれません。それは、女友達に限ったことではない。でも女友達に限って冒頭の「傷ついた気持ち」や「寂しさ」が特別に生まれてくるのは、その女友達の関係が、あなたにとってやはり特別だったからではないでしょうか。

 特別に居心地が良かった、あるいは特別に支えとなっていた。なんだかんだ言いながらも、そこはやはりあなたにとっての基地だったんです。

 一人のアラフォーさんがこんなことを言いました。