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「お忙しい」が褒め言葉の社会で長時間残業は消えない(3/4)

2017年3月1日

逃げが許されない 日本にはびこるマッドな忍耐我慢至上主義

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「お忙しい」が褒め言葉になっている

 若手の実力派ライター、小川たまかさんが「超多忙な○○さん」が褒め言葉となっている世間の常識のあり方に疑問を投げかけていて、ハタと膝を打ちました。

 何年か前から違和感を覚えていたのだけど、最近特にこの「超多忙な」に「なんだかなぁ!」と思う。

 恐らく、これを書いてるライターさんとかテレビの構成作家さん? とかは、「超多忙」っていうのをポジティブな意味で使っているんだよね。よっ、売れっ子! みたいな。仕事が次から次へと来ちゃって超忙しいですよね? さすが世の中から求められてる人! みたいな。

 でも超多忙かどうかと、その人が売れっ子かどうかって似て非なるものなんじゃないのかな。そこを間違えてしまうと、忙しい=良しとなり、あっという間に長時間労働=良しにつながっていく気がする。最近になってようやく長時間労働のバカバカしさが指摘され始めたところですのに。忙しいのって別にいいことでもかっこいいことでもないって、たぶん言われてる作家さんも気付いてるだろうからもうその安易な言い回しやめない? 地獄のミサワに何周遅れで追いつくのかと。

引用:「超多忙な〇〇さん、の謎」(小川たまか/note)

 この「安易な言い回し」をまったくなんの悪意も自覚もなく、純粋に褒め言葉として使っている大人がどれほど多いことか! 実際に、長時間労働反対を唱える文化人が、他方で「ああ忙しい!」と引く手あまたな自分の仕事ぶりを誇ってしまうという、盛大な皮肉!

 そして、私もまごうことなく、そんなふうに「お忙しいですよね?」とゴマをすり、自身も無自覚に「忙しぶりっ子」な大人の一人であることに気付かされて、心底ぞっとしました。

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Profile
河崎 環
河崎 環(かわさき・たまき)
コラムニスト。1973年京都生まれ、神奈川県育ち。家族の転勤により桜蔭学園中高から大阪府立高へ転校。慶應義塾大学総合政策学部卒。欧州2カ国(スイス、英国ロンドン)での生活を経て帰国後、Webメディア、新聞雑誌、企業オウンドメディア、テレビ・ラジオなどで執筆・出演多数。多岐にわたる分野での記事・コラム執筆を続けている。子どもは20歳の長女、11歳の長男の2人。著書に「女子の生き様は顔に出る」(プレジデント社)
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