1月18日(水)、東村アキコさんの同名のコミックスを原作とした待望のドラマ、『東京タラレバ娘』が日本テレビ系列で放送開始となりました。タラレバファンのアラサー、アラフォーの皆さん、もちろん毎週水曜の夜9時59分にはテレビの前で正座してますよね。ますよね?

 私は43歳既婚2児の母ですが、『東京タラレバ娘』1〜7巻を大切に所有し、時折読み返しては突然頭を抱えて考え込んだり、さめざめと泣き始めたり、口を歪めて引き笑いしたりして、周りを寄せ付けない空気を醸しています。

恋に悩んだ経験のある女性全てに刺さるドS作品

 本来は「崖っぷちアラサーの婚活」をテーマに、売れない脚本家・倫子(りんこ)、ネイリスト・香、実家の居酒屋手伝い・小雪という33歳を迎える同級生3人、それぞれの東京における恋愛迷子を描いた作品。

 しかしアラサーに限らず、恋愛なるものに悩んだ経験のある女性全てに刺さり、そのままザックリ裂き、傷口に塩や酢を塗り込むような残酷なエピソードやドSなディテールの数々が、「女の心理を制す、さすがの東村先生」「この痛みがクセになる」「もはやホラー漫画」とファンを日々量産しています。もちろん、私も東村作品の熱烈な信者の一人です。

 初回から、倫子が酔っ払うと出てくる幻覚、喋る白子ポン酢(タラ)とレバ刺し(レバ)が倫子に「倫子さんももういい歳なんだからこれがラストチャンスかもしれないレバ? もし彼を逃したら……お前は一生独身だァァァ!」と非道ぶりを発揮します。そのタラレバをつつきながら「あたしが今よりキレイになっ”たら”」「いい男を好きになれ”れば”」と居酒屋で飲んで大騒ぎする倫子たちに、たまたま居合わせた金髪の若い人気モデル・KEY(キー)はこう言い放つのです。

 「そうやって一生女同士でタラレバつまみに酒飲んでろよ! このタラレバ女!!」

心をザックリ裂き、傷口に塩や酢を塗り込むような残酷なエピソードやドSなディテールが私たちを襲う(C)PIXTA

タラレバ読んで泣いたことある人、正直に挙手!

 現状を見つめて行動を起こすのでなく、たられば話、「if」の話だけを繰り返して、不安や自己嫌悪を覆い隠そうとする倫子たちのようなアラサーへ向けて作者から放たれる、キツイけれど愛のある言葉の数々。先日、長い婚活の末に念願の結婚を果たしたアラフォー女性は、しみじみとこう言いました。

■「『タラレバ娘』大好きです! でも正直言うと、読み始めたのは今の夫との婚約後。婚活中に漫画の噂は聞いていましたが、読んだら自分のメンタルが崩壊するのではないかと怖くて、手が出せなかったんです。実際、今だからこそ過去の葛藤を俯瞰するような気持ちで楽しんで読めますが、もし婚活中に読んでいたら、きっと泣きながら破り捨てていたと思います」(長い婚活の末に念願の結婚を果たしたアラフォー)

 素敵だと思ったり、付き合ったりする相手はなぜか既婚者ばかりと嘆くアラサー女性も、こう話します。