(3)起きている時間にいつも眠いタイプ

● 徹夜が苦手
● 睡眠時間が短いと昼間にぼーっとしてしまう
● 昼間の眠気に困り、カフェインや眠気覚ましのガムを常用している

→ こんな対策を強化!
 もともと眠る神経活動が高いタイプ。昼間もウトウトすることで、夜に浅い睡眠しかできず、翌日また眠くなる……という悪循環になりがち。戦略的な仮眠で眠気だけ取り去り、そこからは7時間以上はウトウトせずにしっかり覚醒している状態をつくるように意識すると、夜に深い睡眠が取れて朝すっきり目覚めることができます。

 自分がどのタイプに当てはまるか、なんとなく分かりましたか? 最も感度の高いものから実践すると、より早く睡眠が改善されるそうです。

短時間しか寝られない人へ 深く眠るには「うつぶせ」がおすすめ

うつぶせで寝ると、歯ぎしり、いびきなども改善される (C) PIXTA
うつぶせで寝ると、歯ぎしり、いびきなども改善される (C) PIXTA

 十分な睡眠量を確保できない分、「質」で補いたい場合、眠る体勢を工夫することで、より深い睡眠が得られるそうです。ポイントは、眠り始めの90分に腹式呼吸を促して呼吸量を増やす姿勢を取ること。

 「重力と体の構造から最も腹式呼吸が取りやすいのは、前傾側臥位(ぜんけいそくがい)という姿勢――つまりうつぶせです。うつぶせで寝始めると、短時間で深い睡眠に入れ、歯ぎしり、いびきなども改善されます。仕事などで短時間しか眠れないと分かっているときは、うつぶせ寝がおすすめです」

 深い睡眠によって成長ホルモンを増やすことができれば、疲れが取れて、代謝も高まり、働く女子にとってはいいことずくめ。呼吸の筋肉が動きを覚えるまでには4日かかるといわれるため、最初の3日は「首が痛い」「息苦しい」となりがちですが、4日間続けてみると、睡眠の質に変化が出てくるそうです。