今すぐ実践できる! 夏の快眠テクニック6つ

1、寝室と寝具にこもった熱を取り去る

 寝室の床や壁などの建材、家具、寝具などは日中の太陽で熱を持っています。帰宅したらエアコンをつけて、寝室全体を冷やしましょう。

「部屋全体を冷やすと同時に、就寝1時間前になったら、枕を裏返し、タオルケットも剥がしてこもった熱を露出させてエアコンをつけましょう。冷やした寝具に体の熱を吸わせることで、深い睡眠に入れます」(菅原さん)

「背中に熱がこもると寝苦しさを感じるので、通気性の高い敷きパッドで工夫を。中綿タイプは体の重みで潰れて熱がこもりやすいので、立体構造で熱を逃がすタイプを。100円ショップで売っているシーグラスマットをシーツの下に敷くのもおすすめです。背中やワキ、膝に隙間ができる抱き枕もおすすめ」(三橋さん)

2、途中で目が覚めるなら、エアコンは朝までつけっ放しに

 エアコンがタイマーで切れた途端暑くて起きてしまい、またつけて……と室温調整に苦労する熱帯夜。

「途中で目が覚めるなら、朝までつけっぱなしのほうがいいです。冷やし過ぎず、目が覚めないギリギリの室温を探して。寝始めは体温を下げるために汗をかくので、就寝1時間前から25℃前後に冷やし、就寝時には27~28℃に設定し直します。1時間くらいで緩やかに室温が上がるので、寝付いて体温が下がった頃には快適な温度に。扇風機を併用して、微風(できればリズムモード)で首振りにして天井に向けると体に直接冷気が当たることがありません」(三橋さん)

「タイマーが切れて目が覚め、深部体温が下がる明け方にエアコンを再度つけるのは体が冷え過ぎてしまうので最も避けたいパターン。タイマーで切れるようにするなら、寝具や寝室の熱をきちんと冷やす対策をすること、朝までつけっ放しにするなら高めの温度に設定しましょう」(菅原さん)