麻耶さんに推奨したい二つの道とは
(1)になれば最高、(3)もまあ悪くない。しかし、これらはYさん次第のところがあり、モタモタしているうちにKくんを逃して(4)になるのも避けたい──。となると、最も現実的なのは(2)ということになります。
だとすると、ここで問題になる罪悪感やコレジャナイ感をどうクリアしていくか……というのが最大の焦点になりそうなものですが、我々はそうは考えていません。理由は後述しますが、(2)も麻耶さんにとってイバラの道だと思うからです。
じゃあ、どうすればいいか。我々が推奨したいのは、
・Yさんをキッパリ諦め、Kくんと付き合う
・Kくんを振り、Yさんにアタックし続ける
のいずれかの道です。
これらの選択肢の良いところは、麻耶さんが主体的に動ける点です。これならタイミングも自分で決められ、うっかりKくんを逃すということもありません。また、Yさんにトライし続けるにしても、Kくんに対する罪悪感もなくなり、心置きなくアタックすることができます。
しかし、これは麻耶さんにとってかなり厳しい提案だと思われます。なぜなら、麻耶さんにとって「可能性を自ら手放す」というのはとても難しいことだからです。