麻耶さんは何に悩んでいるのか

 今回のお悩みには二人の男性が登場します。Yさんには片思いをしていて、Kくんからは告白を受けている。タイミングが重なっているため、二人のことをつい比べて考えてしまいますが、ここではいったん切り分け、それぞれ別の問題として考えてみたいと思います。

 まずYさんに関してですが、麻耶さんはすでに告白をしていて、「のらりくらり」とされているのが現状です。こういう曖昧な状態にされると、“可能性の有無”が悩みの種になります。

 麻耶さんは何度も気持ちを伝えているわけで、この状況で快い返事をもらえていないとなると、胸中には「やはりダメなのかも……」という思いがよぎっていることでしょう。

 しかし一方で、はっきり断られたわけでもないため、「もしかしたら可能性アリ?」という思いも同じくらい存在しているはず。だから悩むわけです。

 相談文にはその痕跡が色濃く残っていて、Yさんに関する記述だけやたら詳細なのはそのためだと考えられます。