セーフティーネットを確保しておく

清田 セーフティーネットとは、友達や家族、趣味など、恋愛以外の自分の居場所です。これを確保しておくことで、一人の相手や一つの出会いにかける重みを減らすことができます。なぜ、重みを減らしたほうがよいのか。それは、過剰な重み(=期待)をかけられた相手は、会うという行為自体を重く感じるようになってしまうからです。イメージとしては、下の図の左側のように、相手の欠落や不足の部分を自分が補わなくてはならないような気がするわけです。これはかなり荷が重い役割といえるでしょう。セーフティーネットを確保しておくことで、これがダメでも別に大丈夫だという安心感が生まれます。これは言い換えると、「あなたはあなた/私は私」と、自立できている状態であり、図の右側のようなイメージになります。

右が「あなたはあなた/私は私」と、自立できている状態
右が「あなたはあなた/私は私」と、自立できている状態

 もちろん、恋愛とは本質的に重い行為/関係ではあるのですが、その重みは、付き合って関係を深めていく中で増していくものでしょう。「仲良くなる」という段階では、気軽に会える存在である方がうまくいく確率は上がるのではないかと思います。

――「気軽に会える存在」とは、まさに清田代表そのものですね。今日は恋愛に役立つ話をありがとうございました。