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10年後どうしたい? 女性管理職の次のステップとは

2017年8月29日

「なでしこ銘柄」5年連続受賞企業の次なる目標は女性部長の登用

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 女性活躍推進に優れ、財務状態も良好な企業を、経済産業省と東京証券取取引所が選定する「なでしこ銘柄」。初回より5年連続で選ばれている企業は3社のみ。その1社がKDDIである。同社は先に、日経ウーマン6月号で発表された「女性が活躍する会社ベスト100」でも39位に入っている。専任組織ができて9年、「女性活躍推進」の新たな段階に入った同社の、次なる目標を人事部長の白岩徹理事に聞いた。

管理職から部長へ、そして役員へ、女性の人材パイプライン構築が課題

――KDDIが2008年に専任組織であるダイバーシティ推進室(4月1日にD&I推進室に改称)を設置してから9年がたちました。その間、2015年度に経済産業省「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選出、同省と東証の「なでしこ銘柄」も、2012年から5年連続の選定となり、高い外部評価を得ていますね。女性活躍の先進企業であるKDDIが、次に目指すものを教えてください。

白岩理事(以下、白岩):「なでしこ銘柄」5年連続選定は非常に名誉なことですし、我々の活動がこうした外部評価を受けるということは大変うれしく思います。今後も気を緩めずに女性活躍を継続しつつも、次は働きがいのある会社として「健康経営銘柄」との同時取得を目指すなど、新たな目標を掲げて企業の価値を高めていくことも大事でしょうね。

 ただ、実は、今回のなでしこ銘柄選定を手放しで喜んでいいのだろうかという葛藤が、私のなかであるんです。

――「手放しで喜べない」というのは…?

白岩:この4年間、人事の責任者として、経営トップと共に女性活躍のアクセルを踏み、その結果、女性管理職の数は確かに増えました。次のステップとして、管理職になった女性たちをその上の所属長へ、つまり部長層、役員というパイプラインを作っていかないと意味がないと思っています。ですが、弊社はまだその領域には入っていないと、私自身は感じているんですね。そんな中で、なでしこ銘柄に5年連続で選定していただいたことを果たして素直に喜んでいいのかだろうかという思いを強く持っているんです。

1991年第二電電株式会社(DDI、現KDDI)入社。営業、カスタマーサービス部門を経て、2013年にコーポレート統括本部 総務・人事本部 人事部長に就任。2016年から現職

―より高い段階に進んだ、女性活躍推進のフェイズが変わったということでしょうか。

白岩:当社の場合、管理職になった後は、組織のライン長としてのグループリーダー、部長というステップになります。まずはグループリーダーを増やし、そして部長層に上げていくことが今の大きな目標ですね。現在、当社の女性社員の比率は全体の20%弱、今年の新入社員では約30%ですが、年代が上がるにつれて女性の数も少なくなっていく。特に、部長層を狙う40代後半以降となると限られていますから、その中から組織を担うリーダーを作っていくことは簡単ではありません。

――意欲の高い女性を引き上げた後に、それほど意欲が高くはない女性たちのモチベ―ションをどう高め、引き上げていくか、そして課長の上の部長層となる女性の数をどうやって増やしていくか。それは、女性活躍を進めている多くの企業がぶつかる課題です。

白岩:当社もまさにその真っ只中にいます。思いきった登用を進めたいという思いもありますが、部長層となると大きな責任を持って会社をになう存在となりますから“まずやらせてみる”ということがなかなか難しい。4月1日現在ラインに付いている部長層の女性は9人。この層をいかに増やしていくかが、 非常に大きなステップですね。

――部長層に登用されるには、どういったことが問われるのでしょうか?

白岩:男女ともやはり実績は欠かせません。後は、やる気や覚悟をしっかり持っているか、会社をになっていくというビジョンが語れるかも重要です。現在、グループリーダーの女性は、全体で約100人。2016年には「2020年度までに(子会社含む)グループリーダーや部長である所属長を200人にする」ことを目標に掲げています。


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Profile
麓幸子
麓 幸子(ふもと・さちこ)
日経BP総研マーケティング戦略研究所長
日経BP社執行役員。1984年筑波大学卒業。同年日経BP入社。88年日経ウーマンの創刊メンバーとなる。2006年日経ウーマン編集長。12年ビズライフ局長。14年日経BPヒット総合研究所長・執行役員。15年日経BP総合研究所副所長。16年日経BPヒット総合研究所長を経て現職。法政大学大学院経営学研究科修士課程修了。内閣府研究企画委員などを歴任。筑波大学非常勤講師。一男一女の母。著書に『女性活躍の教科書』『就活生の親が今、知っておくべきこと』など多数
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