• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

300人の「女性大会議」に男社長一人で参加…変化は

2017年7月4日

「女性の健康」問題を経営層は知るべき――日立ソリューションズ柴原社長

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

 女性活躍推進法が施行して1年がたった。社員301人以上の企業は女性活躍に関する数値目標と行動計画を策定することが義務付けられたが、99.9%に当たる1万5792社がそれに対応した。えるぼし認定企業は269社。そのうち最高位の三ツ星は180社になる(いずれも2月28日現在)。先進企業では新たな取り組みをするところも出てきた。そのひとつ、2016年4月にえるぼし三ツ星を獲得した日立ソリューションズの柴原節男社長に聞いた。

全女性対象に「女性大会議」を開催、女性の健康問題の重要性を知る

――早くからいろいろな施策を展開されていますが、2月24日に全女性社員を対象に「女性大会議」を開催され、非常に盛況だったと伺いました。

柴原社長(以下、柴原):多様な働き方や生き方を考える機会として「女性大会議」を開催し、約300人が参加しました。 冒頭で挨拶をしたのですが、これほど多くの人数の女性が集まる会で話をするのは初めてで圧倒されました。

 男性は対象外でしたから、その後は席を外しましたが、女性社員に「これだけは社長も参加された方がいいです」とすすめられ、婦人科医の対馬ルリ子先生のセミナーを聴講しました。女性の身体に関する内容でしたし、会場に男性は私ひとりでしたから居心地が悪かったのですが(笑)、話を聞くうちに、「これは女性の能力を最大限に生かすために男性管理職や経営者層も知っておくべき知識だな」と痛感し、メモをとって議事録にまとめました。

――どういう点が「男性管理職や経営層も知っておくべき」と思われたのでしょうか?

柴原:「女性はホルモンバランスの関係で体調管理が難しい時期がある」といったことや、女性特有の病気に関する話を聞き、男性に比べて体をコントロールしながら仕事をしていく大変さがよくわかりました

 男性管理職がこうした知識を持つことで、女性のつらさを理解することができますし、パフォ-マンスが一時的に落ちた時に、ホルモンのアンバランスによるものだと理解ができます。

 実は弊社にも、長らく更年期障害で苦しみ、一時は休職していた50代の女性管理職の方がいますが、周りになかなか分かってもらえないつらさを抱えていたと聞きました。まずは、自分の体との付き合い方という意味で、全ての女性社員に講演の内容を知ってもらうべく、産業医と相談しながら講演ビデオの鑑賞会を準備している段階です。

1982年京都大学理学部卒業。同年日立製作所入社。2013年日立製作所理事、情報・通信システムグループ 情報・通信システム社 スマート情報システム統括本部 統括本部長 。14年同 情報・通信システム社 執行役員 システム&サービス部門COO 兼 サービス事業本部長 。15年同CSO 兼システム&サービス部門COO。16年日立製作所 執行役常務 ICT事業統括本部CTrO兼日立ソリューションズ代表取締役 取締役社長。 17年4月日立製作所 執行役常務 システム&サービスビジネス統括本部CTrO兼日立ソリューションズ代表取締役 取締役社長

――実は、当の女性自身もそうした教育を受けていないケースが多いんです。また、世代によっても正しいとされる情報が違うため、戸惑う人も少なくありません。

柴原:そのようですね。アンケートでは「自分が学校で習った知識と違った」という声も多かったです。40代、50代の人からは「古い知識のままでいたけれど、ピルの服用など、良い方法があるなら知っておきたい」という声もあがりました。

 弊社の経営層とのランチミーティングや日立の情報部門の幹部にも、こうした情報を私から説明しました。

――確かに、女性活躍がこれほど叫ばれている中で「女性の健康」は、見落とされていると感じています。

柴原:これまでこうした分野に会社が取り組むというケースはほとんどありませんでしたが、女性に活躍してもらうには、健康面でのケアも進めていく必要があると思います。

 女性自身も自分の体を正しく理解することで、体調やメンタルが揺れ動く理由が分かる。それにより、気持ちが楽になったり、コントロールしやすくなるのではないでしょうか。

――そもそもこの「女性大会議」は、社長が声掛けを行い、有志社員が企画したものだったそうですね。

柴原:昨年12月に女性の部課長とのランチ座談会を開催した際に、新任の課長から「事業部内の交流の場は増えているが、全社を横断して交流できる機会が少ない」という意見があがりました。

 実は以前の職場で、全女性社員を集めた懇親会を行っていたことがあり、この会社でもそうした交流の場があればと思ったんです。その話をしたところ、若手の女性管理職たちが中心となって主体的にどんどん企画を考え、自分たちで実行委員会を作って進めてくれました。

 インパクトのあるネーミングも彼女たちの意見によるもの。当初は、「ウィメンズ・サミット・イン・シーサイド」などと、かっこいい名前の候補もあったようですが、「ぜひインパクトのある名前でいきたい」ということで、「女性大会議」に決定したようです。すでに「来年はいつ開催されますか?」という声もあるので、年に1回はやりたいと考えています。

この記事をSNSにシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

Profile
麓幸子
麓 幸子(ふもと・さちこ)
日経BP総研マーケティング戦略研究所長
日経BP社執行役員。1984年筑波大学卒業。同年日経BP入社。88年日経ウーマンの創刊メンバーとなる。2006年日経ウーマン編集長。12年ビズライフ局長。14年日経BPヒット総合研究所長・執行役員。15年日経BP総合研究所副所長。16年日経BPヒット総合研究所長を経て現職。法政大学大学院経営学研究科修士課程修了。内閣府研究企画委員などを歴任。筑波大学非常勤講師。一男一女の母。著書に『女性活躍の教科書』『就活生の親が今、知っておくべきこと』など多数
関連キーワードから記事を探す
働き方就職・転職コミュニケーション術

Topics

CloseUp

WOL Selection

PAGE TOP

ログインしていません。

  • ログイン
  • 無料会員登録

Pickup

Focus

最新刊のご案内

  • 仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ
    日経ウーマン 11月号

    特集:1年後、私が劇的に変わる!「すごい手帳のコツ300」【特別付録】その1:アフタヌーンティーコラボ オリジナル万年筆 /その2:冊子『まんがで分かる!お金がどんどん増えるルール』」

  • もっと健康に、もっと美しく
    日経ヘルス 11月号

    特集 ゆがみ解決!たるみも消える!10日間体幹リセットで美姿勢!腹ペタ!別冊付録 脱・むくみ体質 リンパ流しバイブル」

  • 働くママ&パパに役立つウェブマガジン
    日経DUAL 10月号

    「日経DUAL」10月号は「ウチの子にぴったりな進路はどれ? 受験&進学総覧」「企業で人生成功させる必須6条件」2本の大型特集のほかに、【妊娠・復帰】【保育園】【小学低学年】【小学高学年】と、子どもの年齢を4つに分類し、それぞれの年齢で今知りたいノウハウをお届します。「不妊治療 顕微授精では精子の質的低下を補えない」「伝説のコーヒー店『カフェ・バッハ』女店主が作る子ども向けおやつ」など注目の記事も満載です。

働く女性 必読の書

おすすめ本日経ウーマンの本日経ヘルス&プルミエの本

もっと見る

キャリア&スキル
就職・転職
働き方
副業
お仕事術
コミュニケーション術
資格・語学
マネー
PC・スマホ
教養・マナー
ウーマン・オブ・ザ・イヤー
ヘルス&ビューティ
ダイエット
カラダの悩み・病気
メンタルヘルス
健康レシピ・食材
メイクアップ
スキンケア
健康知識
ライフ
恋愛・結婚
人間関係の悩み
お買い物・節約術
整理・収納
ファッション
グルメ
エンタメ
旅行・お出かけ
暮らし方

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

PC版 | モバイル版

日経ウーマンオンライン

広告をスキップ