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2018就活 正しい情報収集、会社選び…ポイントは4つ(5/5)

2017年3月1日

働きがいはあるか? ブラック企業ではないか? ここをチェック

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4. 「ブラック企業でないかどうか」はここをチェックする

 最後に、就活生が気になるブラック企業の見極め方を説明しましょう。昨年は、就活生に高い人気のあった電通で、新人の女性社員の過労自殺が認定されたという痛ましい出来事もありました。新刊『大学生のためのアルバイト・就活トラブルQ&A』(旬報社/記事末参照) の共著者である上西充子教授にこの点も伺いました。

 「働き続けるために、労働時間や賃金などの労働条件はとても重要な要因です。やりがいや夢だけで応募企業や就職先を選ぶのは適切ではありません。労働条件もきちんとチェックしましょう。問題のある企業の実情は、(1)従業員の定着率が低い、(2)有給休暇の取得率が低い、(3)情報開示の度合いが低い、などの客観的な情報からうかがうことができます。ネットの評判や企業説明会の様子に頼るだけでなく、客観的な情報を調べることが大切です」

客観的な情報で冷静に判断しましょう(C) PIXTA

 上西教授は、『就職四季報』(東洋経済新報社)に掲載されている「3年後離職率」 (入社3年以内に離職した人の割合)や男女別の「3年後新卒定着率」なども参考になると言います。

 3年後離職率が非公開の場合は、平均勤続年数を見ましょう。有休消化年平均も職場の労務管理を知る手掛かりになります。それが低かったり、非公開だったりする場合は休みが取りにくい企業であることが考えられるからです。

 また募集要項に記載されている賃金もきちんとチェックしましょう。今、問題になっているのは、『残業代込み月給』が初任給に記載される場合です。例えば、初任給20万円(残業代4万円を含む)というケースは、基本給は16万円なのに固定残業代4万円を上乗せして高額に見せているいわば“水増し”例です。

 「固定残業代制は分かりにくい。この場合、基本給はいくらなのか、残業手当は何時間分の手当なのかきちんと把握する必要があります。固定残業代制を取っている場合、その時間分の残業は常態化していると考えたほうがいい。また、35歳賃金も『就職四季報』でチェックしましょう。初任給が高くてもその後は賃金が上がらないという会社もあります」

 働き続ける上で労働時間が長すぎないことと、安定して生活できる収入があるのも大事なポイント、と上西教授。労働法など働くことに関するルール、ワークルールを学んだ上で就活をすることを勧めています。なお、この新刊出版を記念にしたシンポジウム「大学生とワークルール」が3月18日に都内で開催されるそうです(記事末参照)。

* * *

 今は女性も一生働き続ける時代です。ご紹介した情報を上手に生かして就活を進めてください。

 「事務職じゃなきゃイヤだ」「営業職や総合職は私にはムリ」「有名企業に絶対入りたい」…。このような何かに固執する考えは、あなたの選択肢を狭めて就活を難しくしてしまう場合があります。業界も会社も職種もグーンと幅広く見て(&きちんといろいろな条件もチェックして)、自分の無限大の可能性を信じて就活をしてほしいと思います。成功をお祈りしています!

 

文/麓幸子(日経BPヒット総合研究所長・執行役員) 写真/PIXTA

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Profile
麓幸子
麓 幸子(ふもと・さちこ)
日経BP総研マーケティング戦略研究所長
日経BP社執行役員。1984年筑波大学卒業。同年日経BP入社。88年日経ウーマンの創刊メンバーとなる。2006年日経ウーマン編集長。12年ビズライフ局長。14年日経BPヒット総合研究所長・執行役員。15年日経BP総合研究所副所長。16年日経BPヒット総合研究所長を経て現職。法政大学大学院経営学研究科修士課程修了。内閣府研究企画委員などを歴任。筑波大学非常勤講師。一男一女の母。著書に『女性活躍の教科書』『就活生の親が今、知っておくべきこと』など多数
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