生理痛やPMSに悩みつつも特別なケアはしていない……という人も多いのではないでしょうか。働く女性の皆さんが、どのように生理期間を乗り切っているのか探ります。

【調査概要】
◎日経ウーマンオンライン上で読者を対象に実施
◎調査期間:2017年6月1日(木)~6月18日(日)
◎有効回答数:279人。平均年齢37歳。シングル 67.7%、既婚(子どもなし)16.5%

仕事にも支障が出る生理痛は、こうして乗り切る

 生理を憂鬱に感じるのは出血の煩わしさだけではなく、生理痛やイライラ、体のむくみなど体調不良が出やすいからではないでしょうか。時に「仕事に支障をきたすほどつらい」という声も上がった生理痛や体調不良を、皆さんがどうやって乗り切っているかについて紹介します!

 まずは、どれぐらいの人が生理痛に悩んでいるのか、見てみましょう。

Q1:あなたは生理痛がありますか?

 生理痛が「ある」(54.8%)「たまにある」(28.0%)を合わせると、82.8%もの人が、生理痛に悩んでいました。その一方、「ほとんどない」(11.5%)「全くない」(5.7%)という人が合計17.2%もいるとは驚きです!

仕事や日常生活に影響を及ぼす生理痛。読者の皆さんの軽減策は? (C) PIXTA
仕事や日常生活に影響を及ぼす生理痛。読者の皆さんの軽減策は? (C) PIXTA

 生理痛がつらくても、「仕事はそう簡単に休めない」という人もいるのでは? 皆さんの生理痛・体調不良の軽減策を聞いてみると……。

Q2:生理痛を緩和・軽減させるためにしていることを教えてください。

「鎮痛剤を飲みます。腹巻きも使い、カイロで温めます。カフェインや甘いものを控えめにしています」(28歳・パート・医療福祉関連)

「低容量ピルを服用し、漢方薬を婦人科から処方してもらうこともあります。自分でできる対処法としては、おなかと腰にカイロを貼ること。大きな痛みが来そうなときは、事前に鎮痛剤を飲むか、坐薬を使用しておきます」(24歳・会社員・医療福祉関連)

「デスクワーク中は、膝掛をかけ、おなか回りにカイロを貼っています」(31歳・会社員・保険)

「おへその下の丹田のツボに、火を使わないお灸を貼って過ごします。丹田は子宮に効果のあるツボだと聞いています」(43歳・派遣・小売業)

「生理のときに頭痛がするのですが、お昼にタイ料理やカレーなど辛いものを食べるとなぜか頭痛が解消します。血流が良くなるからでしょうか」(34歳・会社員・製造)

 「痛くなる前に市販薬を飲む」「カイロなどでおなかを温める」「温かい食べ物を食べる」といった回答もありました。体を冷やさないようにしつつ、鎮痛剤を服用して痛みに対処している人が多いようです。