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何でもずけずけ言う「嫌な女」が抱える ある不安とは

2017年10月27日

「いっそのこと嫌な女になれたら楽だよねぇ」と思ったら見てほしい作品

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 言いたいことを言って空気も読まず、好き勝手に生きられたら……なんて羨んだことはありませんか?

阿部サダヲさん演じる陣治に涙します… (C) 2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会

 思ったことを口に出し、気に入らないことは相手の気持ちを考えずにズケズケと言う。さらにはささいなことでクレームをつけるような嫌~な女。自分は特別で、周りから優しくされて当たり前だと思っている。そんな人があなたの周りにいませんか?

 どう見ても「嫌な女」なのですが、その反面、好き勝手に生きられて羨ましいと思ったこともあるのではないでしょうか。

 しかし、本日紹介する「彼女がその名を知らない鳥たち」は、嫌な女に待っているのは明るくない未来だと思い知らせてくれる作品です。

【ストーリー】
8年前に別れた男・黒崎(竹野内豊)を忘れられない十和子(蒼井優)は、今は15歳上の男・陣治(阿部サダヲ)と暮らしている。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治を激しく嫌悪しながらも、彼の稼ぎで働きもせず日々を過ごしていた。ある日、十和子は黒崎の面影を思い起こさせる妻子ある男・水島(松坂桃李)と関係を持ち、彼との情事に溺れていく。そんなとき、家に訪ねてきた刑事(赤堀雅秋)から「黒崎が行方不明だ」と知らされる。どんなに足げにされても文句を言わず、「十和子のためなら何でもできる」と言い続ける陣治が、しつこく自分をつけ回していることに気付いた十和子は、黒崎の失踪に陣治が関わっているのではないかと疑い、水島にも危険が及ぶのではないかとおびえ始める――

人の好意を当たり前とし、あらを探すことでしか生きられない

クレームを入れることが仕事のようです (C) 2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会

 本作の主人公、十和子は「嫌な女」です。それは冒頭からすぐに分かり、まるで共感できるところがないほど。働きもせず、一緒に暮らす陣治から日々お金をもらって好きに生きていながら、その陣治を蔑んでいるような女です。

 陣治からの無償の愛は当たり前と考え、自分のことは差し置いて陣治の悪いところだけをひたすらになじる。あまりの醜態に、自分は毎日ちゃんと生きているつもりでも、もしかすると感謝の気持ちを忘れてしまっていないかと、見ているこちらが怖くなります。

 そんな十和子には、怖いものなど無いのでは? と思うのですが、難癖をつける人間だけが感じる、自分も難癖をつけられるかもしれない恐怖にはおびえているようです。

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Profile
永井 勇成
永井 勇成(ゆうせい)
映画紹介を得意としているライター。「日経ウーマンオンライン」「シネマズ by 松竹」で映画コラムの他、複数のメディアで執筆中。企画・編集・執筆・モデルを提供するカンパニオの代表で、ぱくたそではフリー素材モデルとして不倫素材や、記者風素材を提供している。
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