ゴーストよりダメ男をバスターするほうがいいかも?
最初はちょっと近寄りがたいリケジョ達なのに、ストーリーが進むにつれて、「あれ、なんか、キュートかも……いや、むしろ超キュート!」を思えてきます。特に、イケメン俳優のクリス・ヘムズワース演じるダメ男、ケヴィンが登場してからの主人公エリンが素晴らしいです。
ただ、このケヴィンが本当にダメ男。ただ見た目がいいだけの観賞用と言ってもいいくらいです。噂でキャリアウーマンの中にはお金は私が稼ぐから男は癒やしであればそれでいい、なんて人もいると聞きましたが、本当にそんな人がいるとすれば、このケヴィンはぴったりかもしれません。格好良くて優しいまでは満たしているので。
また、本作は1984年に公開された旧作のリメイク(と言ってもストーリーは別)なことでも有名です。旧作を見ていなくても全く問題なく楽しめるのですが、余裕のある人は見ておくことをおすすめします。
旧作のキャストも絶妙なチョイ役として出演していますので、それも楽しみの一つになるでしょう。また、いろんな映画の登場人物や設定を小バカにしているところもあって、映画好きの方ならさらに楽しめること必至です。
最後にこの作品、エンドロールの後にもお楽しみがありますので、途中退出するともったいないですよ。
ゴーストバスターズ、この夏一番のおすすめ作品と言っても良いかもしれません。女性同士で見ると、鑑賞後のトークがより盛り上がると思いますよ。
それではまた。
ご存じ、ゆうせいでした。
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文/永井勇成