「なんか楽しいことないかなぁ」のスタンスでは、いつまでたっても楽しくならないかもしれません
仕事でもプライベートでも、その場の雰囲気を楽しくするのが大好きなライター、ゆうせいです。
もちろんつまらない日もありますが、つまらないなと思っているよりも、どうにかして楽しむほうが楽しくなりそうですよね。
黙っていれば誰かが楽しくしてくれるかもって期待するのもいいですが、結局はその誰かが楽しいだけで、自分はただ便乗して楽しいふりをしているだけかもしれません。
本日ご紹介する「エブリバディ・ウォンツ・サム!!」は、男心を丸裸にして描いています。女性からするとただのおバカに見えるかもしれません。しかし、楽しもうとする人にこそ楽しいことはやって来るのだと思える作品ですよ。
野球推薦で入学することになった新入生のジェイク(ブレイク・ジェナー)は、野球部の寮に入り、先輩たちから、ある歓迎を受ける。高校時代エースだったジェイクに対する洗礼だった。しかも寮生活をしている他のメンバーたちは、風変わりな人物ばかり。個性豊かで騒々しいチームメイトたちに誘われて、野球はもちろん、女の子、パーティー…あらゆることに全力で打ち込み、新たな世界を体験していくが―!?
野球以外ポンコツ男子から学ぶ「自分を楽しませるのは自分」
初めに言っておきますと、本作の登場人物(男ども)は、野球の腕前はプロ級ですが、それ以外はポンコツです。そして、とにかく女の子が大好きなので、どうすればいちゃいちゃできるかを常に考えています。
前半は下品なセリフが多く飛び交います。もちろんすべての男子がこのような感じではありませんが、頭の中では同じようなことを考えていると言っても過言ではありません。
そんなどうしようもない男子たちの日常なのですが、なぜかずっと見続けてしまう、もっと見続けていたい魅力にあふれています。
なぜなら、彼らはとにかく楽しもうとしているからです。
日々を楽しくする。文字で書けば一言ですが、そう簡単にはいきませんよね。人間関係、立場、環境などに大きく左右されることが大半ですから。
そもそも楽しもうと思わなければ、どこにいても楽しくないです。なので、その場において不平不満を言うよりも、そこでもどこでもいいので、自分が楽しめる環境をつくることが大切です。
とはいえ、場や空気をつくることは簡単ではありませんよね。であれば、誰かのつくった場や空気に入って楽しむことから始めてみるのもいいかもしれません。
本作の登場人物たちは、とにかく自分たちが楽しめる環境を協力しあってつくり、それを大事にしながら無茶をしつつ、時には失敗しながらも、それでもまた楽しむために行動していきます。