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自分の道は自分で決めるもの LGBT映画に希望の光をみた(2/2)

2017年3月24日

アカデミー賞作品賞を受賞した「ムーンライト」が照らすものとは

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無理することで変えられること、無理してでも変えたくないこと

歩くように、ゆっくり進む。映画のストーリーも同様に (C) 2016 A24 Distribution, LLC

 本作の登場人物の多くは、仕事、プライベート、人間関係、お金の問題、恋愛など、自分のしていること、置かれている環境に悩んでいます。

 それは、無理をすることで変えられることもあれば、どんなに無理をしても変えたくないことでもあります。

 自分のアイデンティティーを守りたいが、そのアイデンティティーこそが自分を苦しめていることに気が付いている。だけど、どうすればいいのか分からない。誰も助けてはくれない。むしろ、自分の軸になる部分であるからこそ、他人に助けを求められないジレンマに苦しむ。

 「神様でも誰でもいい、頼むからこの人を幸せにしてあげてください」。大声で願うのではなく、心の中で、そっとつぶやくように願いながら鑑賞している私がいました。

月明かりで余韻を楽しめる人にこそ響く作品

拳を握ったままのハグって、なんか格好いいですね (C) 2016 A24 Distribution, LLC

 冒頭で一人でゆっくりと味わう一杯のワインについて触れました。飲み終わってからの余韻こそが醍醐味であることも。

 本作はタイトルにムーンライトとあるように、何気ない帰り道の月明かりで、その日一日に起きたことの余韻を楽しめる人にこそ響く作品です。

 格好をつけるつもりはありません。真冬に熱々のラーメンを食べて、外に出た時の寒さが心地よいと思うことってあるじゃないですか。そんな感じの余韻を、この作品では感じずにはいられないのです。

 ラストシーンからあなたは何を感じるでしょうか。ぜひあなただけの余韻に浸ってください。

 それではまた。ご存じ、ゆうせいでした。

『ムーンライト』

(C)2016 A24 Distribution, LLC
2017年3月31日(金)、TOHOシネマズシャンテ他にて全国公開
配給:ファントム・フィルム

文/永井勇成

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Profile
永井 勇成
永井 勇成(ゆうせい)
映画紹介を得意としているライター。「日経ウーマンオンライン」「シネマズ by 松竹」で映画コラムの他、複数のメディアで執筆中。企画・編集・執筆・モデルを提供するカンパニオの代表で、ぱくたそではフリー素材モデルとして不倫素材や、記者風素材を提供している。
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