元宝塚・壮一帆が実践するコンディショニングの秘訣

自分をよく知り、自分なりのトレーニングを

小山　宝塚にいた間でけがをしたことはある？

壮　ないんですよ。私、包帯を巻いたことがなくて、健康な体に産んでくれた両親に感謝しています。もちろん、けががないようにちゃんとメンテナンスがあったうえで、というのはありますが、手術や薬が必要なことはまったくなかったので、すごくありがたいですね。

小山　それは気をつけてやっていたということ？

壮　それもありますが、本来持っている体質によるところが大きいと思います。人の体もそれぞれ個性がありますから、同じ動きをしても傷めるところが違うし、筋肉のつき方も違います。だから、世間でいいといわれていることを、その通りにやればいいというものではないと、私は思うんです。自分の体をよく知って、それに合ったトレーニング法を自分自身で見つけることが、一番大切だと思っています。

小山　宝塚時代から生活が変わって、食べるものも変わってきた？

宝塚時代より外に出ることが増え、日焼けに気をつけるようになったという壮さん。ノースリーブシャツにパンツの爽やかな装いが、よくお似合い

壮　大分肉食じゃなくなりましたね。現役の頃は、とりつかれたように牛肉を食べていました（会場笑）。肉とカロリーを常に欲していたんですけど、今はいかに健康的に食べるかということを考えるようになったので、お肉だけでなく魚もちゃんと食べています（笑）。退団して最初の頃は、食事制限をしたりしていたんですが、それでストレスをためるなら食べた分だけ動こうという考え方にチェンジしました。楽しく食事がしたいですからね。