実家暮らしに比べると貯蓄が難しいといわれる一人暮らし。でも貯めている人はいます! 日経ウーマンオンラインが実施した一人暮らしの女性が対象の「貯蓄」に関するアンケート結果をお届けしています。第3回の今回は、一人暮らしでも1000万円以上貯めた人が実践している貯蓄の工夫や、貯蓄額と暮らしの満足度の関係などを探ります。

【アンケート概要】
◎日経ウーマンオンライン上で読者を対象に実施
◎調査期間:2018年4月27日~5日20日
◎有効回答数:124人
◆平均年齢38.2歳、一人暮らし歴10.6年、会社員(一般職)55.6%
◆記事中の平均値は、有効回答を基に算出しています。

一人暮らしで1000万円貯められる女性は、早起きが得意で部屋にモノが少なく、今の暮らしに満足…… (C)PIXTA
一人暮らしで1000万円貯められる女性は、早起きが得意で部屋にモノが少なく、今の暮らしに満足…… (C)PIXTA

意外? 貯蓄1000万円以上の人は「金額のゴールは決めていない」

 アンケートに回答してくれた一人暮らしの女性は合計124人。そのうち、貯蓄1000万円未満は83人、1000万円以上は41人でした。この2グループを比べていきましょう。

 貯蓄(投資)による資産金額のゴールを決めているかどうか聞いたところ、「決めている」人は貯蓄1000万円未満のグループが20.5%、1000万円以上が17.1%でした。「決めていない」は1000万円未満で72.3%、1000万円以上は82.9%で、1000万円以上のグループが10ポイント以上高くなっています。貯蓄額の高いグループのほうが資産金額のゴールを決めていないというのは、意外な結果といえそうです。

 「目標額を達成したら、やってみたいこと」としては、住宅の購入、旅行(国内、海外、世界一周など)、投資、大学・大学院に通う、親孝行などが多く挙がりました。

貯蓄金額のゴールを決めていますか(貯蓄1000万円未満のグループ)
貯蓄金額のゴールを決めていますか(貯蓄1000万円未満のグループ)
貯蓄金額のゴールを決めていますか(貯蓄1000万円以上のグループ)
貯蓄金額のゴールを決めていますか(貯蓄1000万円以上のグループ)