国際線のフライトともなれば13時間の乗務の日もあり、遅刻や忘れ物は厳禁。常にお客様から見られるだけに美しさもキープしなくてはいけない――いつの時代も憧れの職業であるCAですが、仕事の責任は重大です。テキパキ仕事をこなすための時短術をJALのCAさんお二人に教えていただきます。
 今回は、CA歴20年目になる太田千穂里さんの時短術をお届けします。

フライトと育児で24時間フル回転

 CA歴20年目になる太田千穂里さん(44歳)。中学生と小学生のお子さんがいる、ワーキングマザーでもあります。

JALのCA歴が20年目になる太田千穂里さん(44歳)
JALのCA歴が20年目になる太田千穂里さん(44歳)

 現在は国内線に乗務しており、4日間勤務しては2日間休むという「4勤2休」の勤務形態。ある日の「国内線日帰り」のスケジュールは……。

お仕事日のタイムスケジュール(午前フライトの場合)
3:00 起床
4:00 出勤
5:00 羽田空港着、出社
6:00 ロッカールームで着替え、出発ブリーフィング
7:00 離陸
8:00
9:00 ↓ 2~4便の国内線フライトに乗務
10:00
11:00
12:00
13:00
14:00
15:00 羽田空港着
16:00 帰宅
17:00 夕食準備
18:00 家族で夕食
19:00 片付け
20:00 子どもの宿題を見る、テレビ観賞
21:00 入浴
22:00 リラックスタイム 次の日の準備
23:00 就寝
24:00


 起床は午前3時。1時間程度で身支度を済ませ、空港へ。その後は日本国内の空港へ2便(1往復)、もしくは4便(2往復)のフライトに乗務。

 16時ごろに帰宅し、そこから夕食の準備、お子さんとのコミュニケーション、入浴&リラックスタイム、翌日の準備、23時には就寝……と、まさにフル回転です。毎日を乗り切るバイタリティーはどこから出てくるのでしょうか。