次に付き合う人が、もっと自分に合う人かもしれない

――ということは、Dさんは今度付き合う女性は、結婚を視野に入れて付き合おうと思ってますか?

Dさん はい。だからこそ慎重になっているというのはありますね。

Cさん 慎重になり過ぎると、そのまま37、38歳になるから気を付けてください(笑)。

Bさん 正直、僕らも「あと何年独身で頑張れるんだろう?」という気持ちはありますから。

Aさん そうですね。いつ限界がくるんだろうとは思いますよね。その時期がいつなのかさえ分かれば結婚するんですけど、どこかで「まだ大丈夫」と思ってるから。「次に付き合う人が、もっと自分に合う人かもしれない」という思いも、どこかにあるし。

Bさん そうなんですよね。

Cさん まだ健康で、毎日元気に過ごしているから余計にね。

――ちなみに、過去に「結婚したい」と思った相手はいましたか?

Bさん 20台後半の時に、いましたよ。でも付き合ってる時にフラれたので、結婚することはなかったですね。

――なぜその女性とは結婚したいと思ったんですか?

Bさん 好きだったからです。それ以外の理由は、あんまりないですね。僕が結婚するとしたら、相手のことが好きか、子どもができたか、どっちかだと思います。……というか、皆さんはここ数年、好きな人っていましたか?

Dさん 2年くらい前は、いましたね。結局諦めたんですけど、1年間くらい好きでした。

Aさん そういうの、いいな(笑)。

Cさん いやあ、Dさんのように31歳くらいならあると思うんですけど、年齢が上がるにつれ若い頃のような恋心は抱かないですね。だから結婚して、その人と添い遂げる理由を見つけるのが難しいというか。

Aさん そうですよね、確かにだんだん難しくなりますよね。ただ、僕の場合は恋愛の延長線上に結婚があるので、まずは相手のことを好きになって、それから結婚したいと思っています。でも、僕が出会った女性は「結婚したいだけ」の人が多い印象で……。

Cさん そうなんですよ。「結婚という行為」がしたいだけの人が多いような気もするんですよ。

Aさん 結婚はしたものの、相手のことを本当に好きじゃなかったから、「恋愛は夫以外とする」という女性に実際に会ったこともあって……。

――いろいろなタイプの女性を見てきて、ちょっと女性に対する不信感があるのでしょうか……。

Cさん それはあるかもしれないですね。

Aさん それはけっこうあると思います。女性を信じ切れない部分が。

Bさん あとは浮気問題以外にも、周りの既婚男性から、結婚生活に関するポジティブな話をあまり聞かないというのはあります。あえて独身者に「幸せ自慢」をしないだけかもしれませんが、いろんなマイナスの情報を聞くことによって、結婚も決まってないのにマリッジブルーになるというか。自分の中で、「想像マリッジブルー」が慢性化している感じはします。

――なるほど。皆さん意外と慎重だったんですね。既婚の友人・知人からは、よく「勢いで結婚したんだ~」なんて話も聞いたりするんですが。

Dさん 慎重に選んでいるとは思います。でも、選ばずにできるほど、結婚て軽いものじゃないと思ってますから。

Bさん そうそう。よほどのことがなければ、勢いで結婚はできないのかなって思っているんですよ。

――ありがとうございました。それでは次回は、結婚観に加えて恋愛観なども伺っていきたいと思います。

第2回(6月19日公開予定)につづく▶

聞き手・文/青野梢 画像/PIXTA