結婚相手に求める年収は平均「577万円」

 では、読者の皆さんは、結婚相手にどのくらいの年収を求めているのでしょうか。アンケート結果の平均は「577万円」でした。最高は「2000万円」という人もいました。ちなみに、アンケートに回答してくれた読者の手取り年収の平均は「349万円」で、300~500万円未満が4割ほどを占めています。女性は自分よりも収入の高い人と結婚したいと思っている人が多数派のようです。

「結婚や出産をしても働き続けたい」人は約7割

 次に、結婚や出産をしても働き続けたいと思っているのか聞いてみました。すると「そう思う」という回答が73%となり、7割近くの人は「結婚や出産後も働きたい」と考えていることが明らかになりました。「あまり思わない」は22%で、「全く思わない」はわずか5%にとどまっています。

結婚・出産後も働きたいですか?
結婚・出産後も働きたいですか?
「そう思う」と答えた人は73%。約7割近くの読者が結婚・出産後も仕事を続けたいと考えています

 では、「結婚・出産後も働きたい」と考えている人は、なぜ仕事を続けたいのでしょうか。その理由を聞いてみました。

経済面

・共働きしないと家計が成り立たなそうだから(26歳、教育・学習支援、専門職)

・フルタイム勤務かは分からないが、今の時代、夫の収入が安定し続けるとは限らないので働いて収入は欲しい(28歳、情報通信・IT、企画)

・離婚を考えたときに経済的な理由で諦めたくない(33歳、製造、一般事務)

仕事・キャリア

・仕事がない人生なんてつまらないから(27歳、保険、営業)

・せっかく大学まで行き、ここまでキャリアを重ねてきたため(30歳、製造、経理)

・自分自身の仕事のスキルや能力を高めたいから(28歳、卸売・流通、一般事務)

社会との関わり

・社会との関わりを持ち続けていたいから(27歳、製造、研究開発)

・社会貢献したいから(28歳、建設、技術職)

家事・子育て

・家事の手抜きをする言い訳にもなるので(32歳、金融、総務)

・少しでも外に出ていたほうが視野が広がり、子育てにも生かせる気がするから(30歳、公務員、一般事務)

理想像

・母であり女であり、ビジネスマンでもある自分でいたい(31歳、製造、企画)

・どんなライフステージであっても、経済的、社会的に自立して、結婚相手と対等に支え合って生きていきたいから(34歳、医療福祉関連、専門職)

 反対に、働き続けたいと「あまり思わない」人の意見も聞いてみました。働き続けたいと思わない理由は、主に次の二つでした。

・自分の母親が専業主婦だったため、働くお母さんが想像できないから(24歳、情報通信・IT、企画)

・子どもが小さいうちは育児に専念して、成長を見届けたいから。経済的に仕事をせざる得ない場合は働きます(29歳、製造、一般事務)

「結婚・出産後も働きたい」と考えている人は約7割。ですが、「働き続けたい理由」はさまざまでした (C)PIXTA
「結婚・出産後も働きたい」と考えている人は約7割。ですが、「働き続けたい理由」はさまざまでした (C)PIXTA

 7割近くの女性が「結婚・出産後も働きたい」と考えていますが、仕事観については千差万別。育ってきた環境が影響していることもうかがえました。次回は、「恋愛と結婚は別?」という永遠のテーマや、恋愛と結婚のリアルな失敗談に迫ります。

文/佐々木恵美 写真/PIXTA