東京ミッドタウン(東京・港区)で、5月19日(土)と20日(日)に開催された「WOMAN EXPO TOKYO 2018」。20日(日)には、積水ハウス総合住宅研究所 住生活研究室長の河崎由美子さんが登場し、「すっきり収納術と家事動線で、空間の美しさをワンランクアップ!」というテーマで、空間をすっきりと美しく見せる収納術について語ってくれました。

収納は「量」と「場」と「形」が大切

 新築やリフォームをするときに、「収納スペースをたっぷり取ろう」と考える人は多いはず。しかし河崎さんによると、収納量を増やすだけでは空間は美しくはならないんだそうです。では収納量を考える他には、何が大切なのでしょうか。

「収納を考えるときに大切なのは、『量』と『場』と『形』の3つです。『量』というのは、自分が持っているモノの量から、必要な収納スペースを考えること。『場』というのは、どこに何を収納するのかを自分の暮らし方に沿って考えること。『形』というのは、モノの特徴に合わせた収納スタイルを考えることです」

 つまり「収納スペースをたっぷり取ろう」というのは、「量」を重視して収納を考えているということ。しかし収納の問題は「量」を考えるだけでは解決せず、とりわけ空間がすっきりするかどうかは、「場」と「形」にかかっているんだそうです。

自分が幸せになれる「適正量」を把握していますか?

 まず「量」を考えるときには、ライフステージによって変化する持ち物の量と、自分にとっての適正量を知っておくことが重要だと河崎さんは言います。

 「家族のライフステージが変化することによって、持ち物の量は変化します。ですから家を新築したりリフォームをしたりする場合には、5年後・10年後の変化にも対応できる収納量になっているかを検討する必要があります。

 また、収納スペースがあればあるほどモノを詰め込んでしまいがちですが、モノに囲まれて暮らすことが、本当に自分にとって幸せな暮らし方なのか。一度ゆっくりと考えてみてください。自分が幸せになれるモノの『適正量』を知っておくことが、空間の美しさをワンランクアップさせるポイントです」

 確かに、知らず知らずのうちに「捨てられないモノ」が増えてしまい、モノが空間にあふれてしまった経験がある人は多いのではないでしょうか。

 まずは家族のライフステージの変化を見越した収納量と、自分が快適に暮らせる適正量を把握しておくことが、すっきりとした美しい空間づくりの第一歩となるようです。