足の筋肉を鍛える方法とは?
アーチを整えるには、足に合った靴やインソールを選ぶことが重要。美優さんもインソールを使っており、オシャレ度よりも足のサイズに合った靴を選んでいるそう。
「靴には必ずインソールを入れて、アーチができるように心掛けています。私の場合は、ジャストサイズの靴にインソールを入れるときつくなってしまい、正しいアーチができないと感じています。ですので、インソールを入れることを前提に、ワンサイズ大きい靴を買っています。若い時には、足が痛くても我慢してオシャレな靴を履き、靴ずれに絆創膏を貼って頑張っていました。でも、歩きやすい靴を履かないと、結局きれいに歩けないのです。今は足に負担のない靴や、インソールなどで工夫のできる靴を選んでいます」(美優さん)
「素晴らしいですね。インソールなどでアーチを整えた後は、足の筋肉が重要になります。ブラジャーに例えましょう。胸の形をきれいに保つためにブラジャーを着けても、ブラジャーを外すと胸の形は元に戻ってしまいます。しかし、胸筋がきちんと発達していれば、ブラジャーを外しても胸の形は崩れない。それと同様に、インソールで整えたアーチを保つには、足の筋肉がしっかり機能していることが肝心です」(可児さん)
ここで可児さんが、足の筋肉の鍛え方を教えてくれました。
「地面を足裏でしっかり蹴って歩く正しい歩き方を心掛けてウオーキングをすると、足の筋肉を鍛えることができます。また、立っているときには足先を意識すること。例えば、電車の車内で立っているときには、足の指先にグッと力を入れて踏ん張るように習慣付ければ、足裏の筋肉が鍛えられて、正しい姿勢で立つことができるようになります」(可児さん)
縮こまった足指を開いて健康に
細身のパンプスなどを履いていると、靴に合わせて足先が縮こまり、いつの間にかその縮こまった指の形が普通になって、アーチが崩れてしまいます。それを防ぐためには、足指を動かすとよいそう。ジャンケンのグーとパーのように、足指全部を丸めてグーの形をつくり、その後に足指をめいっぱい広げてパーの形にする。これを繰り返すと、凝り固まった筋肉がほぐれ、足指の可動域が広がって健康な足につながるそうです。
「ナイガイのURUNA(ウルナ)というブランドから、『足指開放』というソックスが出ているので、これを利用するのもおススメです」(可児さん)
足指開放のソックスは、足先部分に指の間を広げるためのループが付いているので、ループとループの間に足指を入れて履きます。色はピンク、グリーンなどのパステルカラーで、パイル地なのでフワフワな感触のルーム用ソックス。美優さんは、既に撮影時に履いていているそう。
「見た目がとてもかわいいし、機能性もバッチリ。自然に足指が広がるので、履いているととても楽で、生地はフワフワですごく気持ちいいです。私は冷え性で悩んでいたのですが、履いていると血流がよくなる感じがしました。デザインも色もオシャレで、ルームウエアにもぴったり。家に友達が来てもそのまま履いていられます」(美優さん)
「これを履くことで、縮こまっていた足指を意識的に広げるので、健康的な足を手に入れることができると思っています。そして健康な足で正しい歩き方をすれば、美脚を手に入れることも夢ではありません」(可児さん)
健康で美しい脚を手に入れるためのヒントを得られ、会場の皆さんも大満足の様子。たくさんの秘訣をお土産に、来場者たちはセミナー会場を後にしました。
文/芦部洋子 写真/中村嘉昭