5月19日(土)、5月20日(日)の2日間にわたり、ワーキングウーマンのためのイベント「WOMAN EXPO TOKYO 2018」が東京ミッドタウンで開催されました。19日に行われたトークイベント、「日経キャリアNET Presents 女性リーダーに学ぶ! 私らしく輝くための『自分戦略』」のレポートをお届けします。大手企業で活躍中の女性リーダー4名が、自分のワークとライフをどのように描いてきたのかを語りました。

 このセッションには5名が登壇しました。聞き手に、はぴきゃり代表取締役の金澤悦子さん。話し手の女性リーダー4名は、武田薬品工業 日本オンコロジー事業部 メディカルアフェアーズ部 メディカルサイエンス ヘッドの榊原由紀子さん、日本電産 人事企画部兼人事部女性活躍推進室 課長代理の船木路子さん、日産自動車 日本戦略企画本部 日本商品企画部 主管の谷内陽子さん、東芝 広報・IR部 メディア広報担当 参事の原みどりさんです。

左から順に、金澤悦子さん、榊原由紀子さん、船木路子さん、谷内陽子さん、原みどりさん
左から順に、金澤悦子さん、榊原由紀子さん、船木路子さん、谷内陽子さん、原みどりさん

仕事のやりがいは何ですか?

金澤(以下、はぴきゃり 金澤) 本日は、大手企業で女性リーダーとして活躍する4名のお話を伺います。まずは私から自己紹介をさせてください。人材関連会社2社を経て35歳で独立し、働く女性のためのキャリアの学校「はぴきゃりアカデミー」を立ち上げました。「自分に合った生き方を見つける」というのがコンセプトなので、生徒さんが自分の道を見つけてキラキラした表情に変わっていくことが本当にうれしいです。皆さん、よろしくお願いします。では、榊原さんから自己紹介をお願いできますか。

榊原(以下、武田薬品工業 榊原) 武田薬品工業で、抗がん剤に関する仕事をしています。ドクターたちと薬や医療について話し合い、収集した意見を新たな薬の開発や薬剤の適正使用に生かしています。「抗がん剤」というテーマは本当に奥が深く、生涯携わりたいと思っています。本気で打ち込むことのできる仕事に出合えたことがうれしいですね。

船木(以下、日本電産 船木) 日本電産の人事として、女性のキャリア支援や、中途社員の採用計画・選考・フォローなどを行っています。やりがいは、採用に関わった社員が活躍している姿を見ることです。人生が変わる瞬間に立ち会うことのできる、素晴らしい仕事だと思っています。

谷内(以下、日産自動車 谷内) 日産自動車に入社以来、商品企画一筋です。最近携わっているのは「やっちゃえ NISSAN」というスローガンでのブランドキャンペーンで、電気自転車や自動運転技術を推進してブランドイメージを高めることを目指しています。ウィンドサーフィンや登山などアウトドアスポーツが好きなので、仕事を通じて地球環境に貢献できるというのがやりがいにつながっています。

原(以下、東芝 原) 東芝の広報に携わっています。東芝は変革の時を迎えています。ポジティブな情報を発信して、会社のプレゼンスの向上を支えていきたいと考えています。チーム全員がその大目標を共有し、同じ方向へと進んでいる一体感を味わうことができるのはリーダーの醍醐味かもしれません。