東京ミッドタウン(東京・港区)で5月20日(土)・21日(日)に開催された「WOMAN EXPO TOKYO 2017」。21日には「スマイル美人を目指そう! ~オンにもオフにもピッタリな口元の魅力アップ術、教えます。」が開催されました。会場には多くの女性が集まり、歯列矯正法について聞き入っていました。

 仕事でもプライベートでも、きれいな笑顔でよい印象を与えたいと思う女性は少なくないでしょう。本セミナーでは、医療法人社団アール理事長で青山アール矯正歯科院長の佐本博さんと、「青山アール矯正歯科 大阪院」歯科医師の上田桂子さんが登壇し、日経CNBCキャスターの榎戸教子さんの司会で、歯並びと笑顔の関係や、歯列矯正のいまについてセッションを行いました。

歯並びと笑顔は関係がある?

医療法人社団アール理事長で青山アール矯正歯科院長の佐本博さん
医療法人社団アール理事長で青山アール矯正歯科院長の佐本博さん

 2006年に日本で初めてとなるマウスピース矯正専門クリニックを開業した佐本さん。最初に、同じ人物で歯並びが良い状態と良くない状態を写真で比較し、魅力的な笑顔と歯並びが深く関係することを伝えました。

 海外の人には歯並びがとても重要なのに対し、「日本人は特に歯並びに関心がない文化」だと佐本さんは言います。「日本に住む海外の人にアンケートを取ると、75%くらいの人が日本人は歯並びが悪いと思っている」という結果もあるとのこと。

 また、歯並びは残存歯(高齢になっても残っている歯)にも関係があるといいます。80歳で20本の歯が残っている人には、歯並びがよい人が多いというデータもあるそう。

 「歯並びが悪いことによって、清掃性が悪くなります。歯並びが悪いと汚れがたまり歯肉が腫れやすくなります。汚れが歯石となって周りの骨を溶かして、将来的に歯が抜けてしまいます」(佐本さん)