「マルチな役割を果たし、一人でダイバーシティを実現」

 蜷川さんは「こんなにすてきな賞を頂けてうれしいです。今日の午前中は子どもの運動会でした。毎日、仕事と子育てでギリギリの状態ですので、『よく頑張ったね』とご褒美を頂いた気分です。私の受賞が、少しでも働く女性の皆さんの励みになれば」と笑顔で語りました。

 木村さんは「このような素晴らしい賞を頂けて光栄です。白蝶貝のフェースの部分がとてもキレイですね。時計が大好きなので、さっそく明日から使わせていただきます」と喜びをあらわにしました。

 お二人には選考委員を務めた松永真理さんからもメッセージが贈られました。

「蜷川さんの受賞が『ビジネス部門』ということで驚かれた方もいるかもしれませんが、意外性で選んだのではありません。今、ビジネスで盛んに言われているのは『ダイバーシティ』、多様性です。蜷川さんは写真家、映画監督、東京五輪の組織委員会理事であり、さらに洋服のデザイナーでもあり、一人でダイバーシティを実現しているビジネスパーソンなのです。

 木村さんは女優として大河に朝ドラ、バラエティー、今では司会に声優にと幅広く活躍され、お二人のお子さんのお母さんでもあります。よく『仕事と子育ての両立』といいますが、私はもう『両立』は古くて、いまやマルチな役割を発揮される方が出てきました。木村さんも一人でダイバーシティを実現していらっしゃいますね」