自分に合ったリーダーシップを

 パソナキャリアカンパニー独自の分析を加えたチェックシートと6つのリーダータイプ診断を使用し、参加者の皆さんは、自分がどのタイプに当てはまるかを診断していきます。そして、岩下さんの体験を交えながら、6つのリーダーシップタイプについて紹介しました。

真剣にタイプチェックを行う参加者の皆さん
真剣にタイプチェックを行う参加者の皆さん

岩下さん 「私自身も部長職に就いてから、リーダーシップのタイプを強く意識するようになりました。自分でもチェックシートで診断してみたところ、今は『ビジョン型リーダーシップ』の得点が最も高くなっています。ただ、自分が○○タイプだと分かっても、それに固執するのではなく、仕事の状況やメンバーによって使い分けるのも有効だと思います」

 岩下さん自身も新規プロジェクトを立ち上げる際に、あえて意志決定までに時間のかかる「民意優先型リーダーシップ」にのっとって会議を行い、メンバー全員の方向性をまとめたこともあったそうです。

 また、最近では6つのタイプのほかに、「サーバントリーダーシップ」があり、

・リーダーが黒子役
・やってみせてフォローに回る

 というタイプは、女性に向いているといわれています。

 最後に、岩下さんは「私がこれまでお目にかかった、優れた女性リーダーの皆さんに共通していたこと」として下記の3つを挙げ、

(1)堂々とした振る舞い
(2)仕事中は論理的な会話を心掛ける
(3)TPOに合わせて表情をうまく使う

 最後に「ぜひ皆さんも参考にしてみてください」とエールを送りました。