これからのキャリアは人を応援する側になろう

高橋さんがプロデュースしているハリウッド化粧品の新ライン「AUSE/オウセ」の紹介
高橋さんがプロデュースしているハリウッド化粧品の新ライン「AUSE/オウセ」の紹介

 その後、ESTNATIONに40代後半まで携わり、これまではたくさんの人に支えてもらってきたけれど、今度は自分が応援する側になろう! と自身の会社を設立。会社名の「Oens(オーエンス)」も、「応援する」から名付けたそうです。

 高橋さんが新たにチャレンジしたのは、化粧品のプロデュース。30代の頃にバーニーズで働くなかで肌がぼろぼろになってしまい、お母さんに会うたびに「汚いわねー」と言われていた高橋さん。お母さんがハリウッド化粧品のエステサロンに通っていたことがきっかけで、ファンになったそうです。高橋さんがプロデュースしている新ライン「AUSE/オウセ」には、「逢瀬」「この化粧品を使うことで新しい自分に出会う」という意味が込められています。なかでも酵素パックには常に救われてきて、今朝も出かける前に使ってきたそうです。

 「私には自慢できるスキルはありませんが、強いていうならば、人と人をつなぐことですね。周りの人を見ていると、夢は語れるけれど形にできない女性がたくさんいます。話は盛り上がっても、それが本当にビジネスになることは少ないのですが、このAUSE/オウセも人をつなげることで実現できました」(高橋さん)

 見た目はとても女性らしい高橋みどりさんですが、ちょっと男らしい一面を覗かせてくれました。

文/北本祐子 写真/木村輝