まつげの内側のアイメイクの危険性

 最後のテーマは「目とメイク」。東原さんが取り上げたのは、まつげの生え際の内側にある「マイボーム腺」の話題です。脂を分泌し、涙が蒸発しないよう目の表面をコーティングする役割がありますが、アイラインでふさいでしまうケースが増えているのだとか。そうすると瞼の内側に小さな脂の塊ができたり、ドライアイになるトラブルに発展するそうです。

まつげ内側のアイメイクの危険性を訴える東原さん
まつげ内側のアイメイクの危険性を訴える東原さん

 症状の写真がスクリーンに映し出されると、「このタピオカみたいな塊、私もできたことあります!」と飯島さんもびっくり。他には、マスカラで結膜に傷をつけてしまうトラブルも。「まつげの内側のアイメイクは控えて」と東原さんは注意を呼びかけました。

 締めくくりに、来場者から事前に寄せられた質問に、お二人が答えました。

質問に回答する飯島さん
質問に回答する飯島さん

 飯島さんへの質問は「プロポーションを保つ秘訣は?」。「ここ何年かは毎朝、細長いストレッチ用のポールを使ってストレッチをやるようにしています。あとはおいしいご飯を食べて、ちょっと食べすぎたら翌日は控えて。その程度です」

 東原さんへの質問は、「目の充血が悩み。対処法は?」。「多いのがコンタクトレンズの装用による充血です。この場合は、酸素透過性の高いレンズに変えると改善します。

 瞼裂斑の可能性も考えられます。充血を取るための市販の目薬は要注意。血管収縮剤が入っているので点眼した直後は充血がなくなりますが、効果が切れると急にまた充血します。そのため目薬に依存するようになる恐れがあります」

 東原さんの話に、たびたび驚きや感心の声をあげた飯島さん。「本当に勉強になりました!」との感想で、セミナーは幕を閉じました。

文/谷口絵美 写真/竹井俊晴