結局、投資していくらになるの?

 最終的に、投資して得られるお金の総額は何で決まるかといえば、「量×値段」です。投資信託の場合には、「保有する口数」と投信の値段である「基準価額(1万口当たりの価格)」を掛けたものが、私たちが最終的に手にできるお金ということになります。

価格が同じなら口数が多いほうが、保有する口数が同じなら価格が高いほうが得られる金額は多くなります
価格が同じなら口数が多いほうが、保有する口数が同じなら価格が高いほうが得られる金額は多くなります

 つまり、同じ価格の投信を保有している場合、保有する口数が多いほうが、最終的に得られる金額は多くなるわけです。

 投信の基準価額が下がったときにはたくさんの口数が買えるわけですから、投信の値段が大きく下がるようなときには発想を転換して「今はたくさんの口数を買えている」と思うようにしましょう。同じ金額でたくさんの投信を買えるということは、長い目で見たら「お買い得」となる可能性が高いですし、景気が回復すると、価格も上昇するためです。

【例】毎月1万円の投資信託を積み立てた場合

●購入している投信が「1万口当たり1万2000円」のとき
 10000(円)÷1.2(1口当たり)=8333.333…
→約8333口買える

●購入している投信が「1万口当たり8000円」に下がったとき
 10000(円)÷0.8(1口当たり)=12500
→1万2500口買える