【働き女子の投資信託選び・基礎編】
「投資初心者に投資信託がおすすめな理由3つ」
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「投資信託の選び方 インデックス投信編」
「投資信託の選び方 アクティブ投信編」(この記事)
「働き女子にぴったりな積立投資」(9月6日公開予定)

 前回は資産形成の土台をつくるときに活用したい、「インデックスファンド(インデックス投信)」についてお話をしてきました。今回はその続編。「アクティブファンド(アクティブ投信)」を見ていきます。

指数にこだわらない運用を目指すのが「アクティブファンド」

 指数と同じように動くことを目指し、市場全体に投資するインデックスファンドに対して、アクティブファンドは指数にこだわらない運用を目指します

 投信という器に入っている中身を見ると、インデックスファンドは対象とする指数とほぼ同じものが入っていますが(例:日経平均株価と連動する投信は、東京証券取引所第一部に上場する約2000社のうち対象となっている225社の株式が入っている)、アクティブファンドは運用担当者が一定の「基準」に沿って、投資する銘柄を選定しています

何をどう選んでいいか分からない!「アクティブファンド」は、運用のプロが一定の基準に沿ってセレクトしています (C)PIXTA
何をどう選んでいいか分からない!「アクティブファンド」は、運用のプロが一定の基準に沿ってセレクトしています (C)PIXTA

 ですから、同じ日本株に投資をする投信でも、30~50社程度に絞って投資する商品もあれば、たくさんの会社に投資する商品もありますし、時価総額の大きい会社を対象にしている商品もあれば、時価総額の小さい会社に投資をする商品もあります。また、指数を上回るような成績を目指すものもあれば、(それほど高いリターンは狙わずに)値動きを抑えた安定的な運用を目指すものもあります。

 つまり、アクティブファンドは、同じ地域・対象に投資をするものでも、商品によって特徴が大きく異なるということです。また、投資対象を選ぶための調査費用がかかるため、一般にインデックスファンドよりも手数料が高いことが多いです。