投資信託の中身はさまざま

 一口に投資信託といっても、その中身は多岐にわたります。というのも、投資信託というのはあくまでも「器」であって、その中にはさまざまなモノを入れることができるからです。

 株式や債券、不動産だけに投資するものもあれば、「株と債券」「株と債券と不動産」というように、いくつかの種類がまとめて入っているものもあります。このように、中身によって特徴や性格は全く違い、投資信託の数は今や6000本以上にもなっています(2017年6月末時点)。

 中には、高度な金融技術を使った複雑なもの、手数料がとても高いものなどもありますが、皆さんが資産形成・活用を考えるときには、低コストで、シンプルなものを選べばOKです。具体的にどんな視点で商品を選べばよいかは、次回からお伝えしたいと思います。

<今回のまとめ>
●仕事をしながら資産形成をするなら、投資信託というツールを利用すると便利
●投資信託を使うと世界のたくさんの株式などにまとめて投資できる
●100円から始められる証券会社もある

文/竹川美奈子 写真/PIXTA