債券とはお金を貸すこと

 一方、債券というのは、会社や国、自治体などにお金を貸す証拠として発行してもらう証書のようなものです。

 皆さんがよく耳にする「国債」は、国が発行する債券のこと。つまり、国債を買うということは、国にお金を貸すということになります。国にお金を貸す代わりに一定の利息をもらい、最終的に元本を返してもらう仕組みです。

 例えば、個人向けに発行されている「個人向け国債」には、あらかじめ利率が決められている固定金利のものと、実勢金利の動きに応じて半年ごとに利率が変わる「変動金利」のものがあります。「変動金利」タイプは金利が上昇したときに、受け取る利息もふえる仕組みになっています。

 その他、地方自治体が発行する債券は地方債、企業が発行する債券は社債と呼ばれます。債券も価格は変動するのですが、一般的に債券は株式に比べて値動きは小さくなります。

債券は「お金を貸す」ことです
債券は「お金を貸す」ことです