オトコゴコロを理解することは、会社のコミュニケーション上、実は大切なこと。この連載では、同じ職場で働く男性社員と共存し、上手に会社の人間関係を築くためのヒントをお届けします。今回は最終回! 「男性ばかりの職場で仲間外れになりがち……」という相談です。
Q.「仲間外れ感」に悩んでいます
お昼時間になると、男性同士でどこかへ行ってしまいます。私は誘ってもらえません。外出前にトイレに……とトイレさえ一緒に行くこともあるみたいで、ちょっと子どもみたいだなとも思ってしまいます。何人かは喫煙者がいて、喫煙ルームにも連れ立って行くこともあります。
先日、会議で、私の知らないことがもう決まったかのように話が進められて、困惑しました。「この話は初耳なのですが……」と伝えたら、「あぁそうだったか」と上司はちょっと面倒くさそうに説明してはくれましたが。ランチや喫煙ルームで、私の知らない会話が繰り広げられているようです。
私が女性だからなのか、結果的に仲間外れになることが多く、仕事にも支障が出そうです。同じ部署の仲間なので、混ざりたいし、大切な話は共有したい。関係を悪化せずに、自然に溶け込むとっかかりのヒントをお聞きしたいです。
A.無理に仲間入りしようとせず、味方を一人、作りましょう
身も蓋もないのですが、多分、その雰囲気は異動や転勤などメンバーが変わらない限り今後も同じだと思います。決して、貴女に非があるわけではなく、元からそういうメンバーなのです。ランチや喫煙のメンバーって一度と決まるとなかなか入れません。そして無理して入ろうとすると嫌われる可能性が大です。
以前、ボクも会社勤めをしていたときに同じことがありましたよ。ある程度、人がいたのでそんなコミュニティがいくつかあり、複数をまたいでいる人もいましたね。喫煙所で情報交換がなされていて会議で初めて知ったり、接待ゴルフの場で契約の内容が進んでいたりすることも珍しくない。ボク自身はタバコを吸わないので、タバココミュニティには入れません。むしろ煙たくて入りたくもなかったんですけどね(笑)。