コロプラ流 書類を用意しない会議って?

 気になっていたオフィス内の光景、「立ちミーティング(以下、立ちMTG)」の文化について。コロプラの執務エリアを歩いていると、立ったまま打ち合わせをしている人たちがあちらこちらで見受けられます。よく見ると、机の天板は文字や絵が書けるようになっていて、会議室のホワイトボードの役割を果たしているようです。

立ちMTGスペースにて会議中。「こんな感じは?」「こういうのもいいんじゃない?」
立ちMTGスペースにて会議中。「こんな感じは?」「こういうのもいいんじゃない?」

 田川さんが、この立ちMTGスペースの使い方を教えてくれました。

「スマートフォン向けのソーシャルゲーム開発は、現場にスピード感が求められます。通常、サイトを作る際には企画書や画面仕様書を作り込むことが多いかと思いますが、コロプラの開発現場では基本的にどちらも作りません。立ちMTG用のデスクにパッと集まってササッと画面仕様のアイデアを描いて、各々がスマホで撮影して自席ですぐに作り始める、といったことが多いので、そうしたスピード感にマッチしたスペースだと思います」

 開発現場に限らず、人財部の吉田さんも、「打ち合わせのための資料を整えたり、会議室を押さえたりという調整の手間が減り、パッと集まってその場で決められるので、現場とのやりとりがとてもスムーズです」と立ちMTGスペースのメリットを教えてくれました。

 取材班は、腹の底からしみじみ思いました。「こんな会社で働きたい!」と――。

 次回は、「Kuma SPA」誕生の背景や、コロプラのオフィス作りの極意を徹底的に伺います!

文/金澤英恵 写真/編集部

コロプラ
2008年設立。「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」「白猫プロジェクト」など、スマートフォンゲームの開発・運営を行う。創業から4年2カ月で東証マザーズ市場に上場。その後、2014年4月に東京証券取引所第一部に市場変更された。社員の健康・働きやすさを重視しており、マッサージルーム「Kuma SPA」や、コミュニケーションが取りやすいMTGデスクなど、長時間労働のイメージがあったゲーム業界では珍しい取り組みが多数存在する。オフィスづくりのコンセプトは「クリエイターの天国」。
URL:http://colopl.co.jp/

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