「実は私、反抗期の期間がとても長くて。今回のきっかけで、初めてきちんとした形で親に感謝の気持ちを伝えられました」というのは佐竹さん。

 いつも家族で過ごしている自宅のリビングに両親を呼んで正座をして、これまで育ててもらった御礼と「これから社会人として親孝行をしていきます」という思いを伝えたそうです。あわせて、遅い時間まで自宅で仕事をすることが多い母親にはデスクライトを、父親にはベルトをプレゼントしました。「照れ隠しで冷やかしてくると思っていた」父親からストレートに「ありがとう」と返ってきた反応や、母親の嬉しそうな笑顔を受けて、佐竹さんの中で大きな変化が生まれたと言います。

新入社員の佐竹紗理さん。肩書きは「未来円満コンサルタント」。社員一人ひとりが自分の肩書きを決めている
プレゼントをあげた際の“証拠写真”(写真提供:佐竹さん)

 「それまでの私は『自分が何かしたとしても、相手を喜ばせるような大したことはできないのではないか』と思い込んで、どこか消極的なところがありました。親孝行を通じて両親が喜んでくれる姿を見たことで、私の行動一つで相手に大きな喜びを与えることができること、そしてその喜びが何倍にもなって自分に返ってくることを実感できました」(佐竹さん)

 以来、お弁当を作ってくれる母親に「今日もおいしかったよ」「ありがとう」と言った一言を意識的に伝えられるようになったそうです。

■続編は明日(6月29日)に公開します

文/宮本恵理子 写真/大吉紗央里

税理士法人 古田土会計
株式会社 古田土経営

1983年設立。財務・会計業務、各種コンサルティング、監査業務を行う。創業以来、赤字なし、無借金経営。30年以上増収を記録する。平成27年度「新・ダイバーシティ経営企業100選」を受賞。「社員の幸せを追求し、人間性を高める」を経営理念に掲げている。
URL:http://www.kodato.com

この連載は、毎月2本公開します。下記の記事一覧ページに新しい記事がアップされますので、ぜひ、ブックマークして、お楽しみください!
記事一覧ページは ⇒ 「こんな会社で働きたい!」