「あしたのチーム」では、クライアントを訪問する女性が身なりを整え自信が持てるように、最大月3万円の「おしゃれ手当」を導入しています。このユニークな手当が生まれた経緯について、人財開発部 部長の石田至子さんにお話を伺いました。


人事サービスを提供する会社だからこそ、一歩先行く手当を取り入れたい

――他社では類を見ない「おしゃれ手当」ですが、設立された経緯について教えてください。

 女性社員にきれいになってもらいたいのはもちろんですが、もともとは「女性社員のキャリア」を応援するためのものでした。というのも、これまで女性社員は「営業職」か「アシスタント職」のどちらかしか選べず、アシスタント職の先のキャリアパスがない状態だったんです。

 そこで、新しいキャリアとして「コンシェルジュ職」を新設しました。営業が成約を取ったクライアント先に伺い、アフターフォローをする職種です。アシスタント職であれば内勤がメインですが、コンシェルジュ職は外勤が多くなります。「お客様と会うからにはおしゃれもしてほしいし、そのための手当を会社から出してあげたいよね」という話が弊社の代表取締役社長の高橋からあり、コンシェルジュ職専用の手当として「おしゃれ手当」が誕生したんです。

あしたのチーム 人財開発部 部長の石田至子さん
あしたのチーム 人財開発部 部長の石田至子さん

 現在はアシスタント職として仕事と家庭の両立を図ることも、アシスタント職からコンシェルジュ職を目指してキャリアを積むこともでき、女性社員の選択肢が広がりました。

――「おしゃれ手当て」いつスタートしたのですか?

 社長から提言があったのが2015年の10月、実際にスタートしたのが2016年の4月です。提言から制度開始まで半年ほどでした。

――手当は一律3万円なのですか?

 まず、「コンシェルジュ職」の試験に合格すると、1万円の手当がつきます。さらに外勤をする人には「おしゃれ手当」2万円がプラスされ、最大で3万円となります。コンシェルジュ職でも内勤だけの人は、おしゃれ手当は支給されません。外勤するか内勤だけにするかは本人の自由です。

――おしゃれ手当を受けるには認定試験に合格しなくてはいけないんですね。