予約・購入時に注意すべき4つのポイント

 めでたく空席を見つけたら、購入手続きに移ろう。検索結果に表示される価格は、座席のみの値段である。LCCでは各種サービスは有料のオプションになるため、必要であれば任意で追加していくことになる。

1.荷物

 特に大きなものは、預け荷物をどうするかだろう。出発当日に空港で申し込むこともできるが金額がグンと跳ね上がるので、荷物があるなら必ず事前に申し込んでおきたい。

 例えばピーチでは事前予約では1200円なのが、当日だと2280円になる(東京~大阪路線)。バニラエアでは事前予約だと2000円なのが、当日だと4000円とかなり割高だ。いずれも荷物一つ当たり20キロまでと制限もある。

 荷物に関しては旅のスタイルにもよるが、1泊や2泊程度ならば極力コンパクトにまとめて機内持ち込みにする手もある。参考までに紹介すると、僕自身は荷物は帰りの便だけ申し込むことが多い。現地でお土産を買ったりして荷物が増えるからだ。

(C) PIXTA
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2.座席指定

 LCCでは座席指定にもお金がかかる。窓側希望や通路側希望など、こだわりがあるのならば事前に指定してもいいが、いい座席になればなるほど追加料金が高額になる。セール運賃などで素の値段が安い場合には相対的に高く感じられるので、あえて指定しないのも手だろう。

 なお同行者がいる場合、指定せずとも結果的に並びになるケースがほとんどだが、混雑時には離ればなれになることもある。確実に並びの座席にしたいなら、座席指定しておいたほうが無難だ。

 預け荷物や座席指定といった有料オプションを一切申し込まなかったとしても、最初の検索結果で表示された素の金額では購入できない。運賃の他に空港使用料と支払手数料が発生するからだ。これはLCCの分かりにくい部分だと思う。