2.ご機嫌でいるようにしよう

 いつでも誰でもすぐにできること、それは「ご機嫌でいる」ことです。一見簡単そうですが、これをいつも続けるのは難しいです。気付いたら眉間にシワが寄っていたり、不機嫌に下を向いていたりしますよね。

 人は他人が不機嫌にしていると「今日は機嫌が悪いな」と敏感になりますが、案外自分のことは気付かないものです。例えば朝、家族と口げんかをしたり、通勤する時に嫌な思いをしたとしましょう。その気持ちのまま会社に出社すると、笑顔で「おはよう」と言う気分にはなれないですよね。そんなあなたの様子を見て、周りの人はピリピリするかもしれないですし、声を掛けにくいかもしれません。

 そう、不機嫌は伝染力が高いのです。でもせっかくだったら「ご機嫌」を伝染させていきませんか。それにはどうしたらよいでしょうか?

 まずはいつも「笑顔」でいることです。嫌なことやムッとすること、悲しい出来事は誰にでも起こります。でもいつも「笑顔」でいることをあえて心掛けてみましょう。そうすると自然に気持ちも明るくなり、人も寄ってきます。

 あなたの周りにもいつも笑顔でいる人がいるはずです。そういう人と話すと気持ちがよいし、こちらの気持ちもぱっと明るくなりますよね。

 では毎日を快適に笑顔でいられる、簡単な方法をお伝えしましょう。

「ご機嫌」を伝染させよう (C)PIXTA
「ご機嫌」を伝染させよう (C)PIXTA

 1日が終わり寝る時に、今日楽しかった出来事を三つ思い出すのです。三つが難しければ一つでも大丈夫。

 人はどうしても嫌なことだけを思い出す癖があります。「あれが悲しかった」「こんなことがあってつらかった」とわざわざ寝る時にリマインドするのはやめましょう。そうすると次の日の目覚めもすっきりせず前の日の嫌な気持ちを引きずってしまいます。嫌な出来事をリセットするには「いい出来事だけを思い出す」ことが大事。

 寝る前に紙に書くのもいいですね。「あ~今日も楽しかった」と笑顔で眠るようにしましょう。そうすると脳に楽しい出来事がインプットできるのです。次の日は気持ちがすっきりして、また新たな1日が迎えられます。

 時々「私は今ご機嫌かな?」と問いかけてみることが大事。いつもご機嫌でいる癖を付けていくのです。そしてご機嫌を周りに伝染させていきましょう!