それほど親しくない人からの言葉は戸惑う人も
言われたことが「嘘」だとは思わないまでも、「建前」や「気を使ってくれているんだな」と感じてしまう人が増えています。「その他」の回答では、「本音かお世辞か分からないけれど、反応に困るので苦手」、「『派手だ』『露出が多い』という意味の嫌みを遠まわしに言っていると思う」と相手の真意を測りかねている人が目立ちました。
「かわいい」はコミュニケーションツール
反対に、「あなたは、本心ではないのにその場の状況で、その人の持ち物などを『かわいいですね』と言ってしまったことはありますか」と聞いてみると、256人中「ある」は111人、「ない」が143人、「無回答」2人と、約半数の人が、本心からではなく「かわいい」と言ったことがある結果になりました。
「その他」の回答を見ると、「あり過ぎて覚えてられない」といった人から、「特に共通の話題もない場合、持ち物や洋服、髪型を褒めると、雰囲気が和やかになり、話が盛り上がるため」、「私は女子校で育ち、女性が多い職場なので、自然と褒める癖がついている。例えば、お局といわれる女性先輩に、『いつもタイツかわいいですね』や『ネイル変えました? 似合っていますね』など」と、コミュニケーションの一環として「かわいい」を使っている人がいました。
水島さん、女性はどうして、こんなにも「かわいい」という言葉を使ってしまうのでしょうか? 上手に使うコツはあるのでしょうか?