男性への贈り物を提案する連載「男性に贈りたいアイテム」第4回は夏の贈り物についてです。季節を感じさせるアイテムを贈りたいシーンでは、男性にはどんなものが喜ばれるでしょうか。

 皆さん、こんにちは。男性美容研究家の藤村岳です。今回のテーマは「夏を贈る」。お中元の季節でもありますが、そんな堅苦しいものではなく、一時の涼しさをお届けする、そんな軽い感じで読んでいただきたいな、と思います。

 実は、冬生まれの筆者は夏が大の苦手。少しでも涼を得られて、かつ、楽しく過ごせるものを、という視点でチョイスしました。さらに「和」と「涼」この二つを感じることができる、というのが今回の裏テーマでもあります。

何枚あっても重宝、絵柄が豊富で楽しい手拭い

 では、まず「和」の部門から。何枚あっても重宝するのが、手拭い。個人的にも数十枚は持っていて、コレクションとまではいきませんが、面白い柄を見つけるたびに購入しています。またプレゼントにもよく使いまして、新年にはその年の干支の柄を購入して、お年賀として配ったりすることも。

 ボクは着物を楽しんでいるので、手拭いは必須アイテム。もちろん、普通のビジネスマンでも使い勝手がいいものです。なぜなら、手拭いはハンカチやタオルと違って縫い目がないから折りたたんでも平たくなりますし、ぬらしても乾きが速いんですね。汗を拭ったハンカチをまたポケットに戻すのはなんとなく抵抗があるもの。そこで、手拭いなら洗面所でサッと洗えますし、エアコンなどの下に干しておけば驚くほど速く乾きます。もちろん、オフィスでは他の方の迷惑にならないように配慮するべきですが。

左の3枚は銀座 大野屋の手拭い。左から順に海外のお客様に人気の「家並」(800円)、古典柄の「大六」(800円)と「弁慶格子」(1000円)。 右の3枚はかまわぬの手拭い。左から順に夏らしい「ビアガーデン」(1000円)、爽やかな色合いで人気の「杉綾 緑」(900円)、「枡小紋」(1000円) ※いずれも税抜
左の3枚は銀座 大野屋の手拭い。左から順に海外のお客様に人気の「家並」(800円)、古典柄の「大六」(800円)と「弁慶格子」(1000円)。 右の3枚はかまわぬの手拭い。左から順に夏らしい「ビアガーデン」(1000円)、爽やかな色合いで人気の「杉綾 緑」(900円)、「枡小紋」(1000円) ※いずれも税抜

 それに、手拭いは、まだ珍しいので、「カンバセーションアイテム」にもなるんです。きれいな発色や面白い柄など、日本人はもちろん、特に外国の方々との会話につながります。実際、海外出張のときのお土産に緑茶と一緒に渡すと喜ばれる確率が高いです。

 1枚1000円前後というのもプチプラで、贈りやすいですね。探すなら老舗の大野屋やかまわぬがお勧め。伝統的な柄もシャレの利いたポップな柄も豊富にあるのでぜひ、あなたのセンスを見せましょう。