ヒンヤリとしたリゾートフレーバー
究極のカジュアルといえば、リゾートでしょう。そこで、お勧めしたいのは、ジミー チュウの「ジミー チュウ マン アイス オードトワレ」です。このブランドは星形モチーフやスタッズを巧みに使ったエッジーな印象がありますよね。でも、意外なことに香りは非常にオーセンティックなんです。
男性用で最初に出た「ジミー チュウ マン オードトワレ」はアロマティックなとても優しい感じで、そのブランドイメージとの裏腹な表情に驚きました。そして、今夏の新作ではヒンヤリとしたアイスが登場し、優しい雰囲気を踏襲しながらもクールな一面も見せてくれています。
マンダリン、ベルガモットという王道の柑橘（かんきつ）に加えて、「セドラ」というシトラスのフレッシュさとウッドの無骨さの二面性を持つ果実を採用。これがとても効果的です。さらに、香水の中核となるミドルノートではベチバー、パチョリの他にアップルというジューシーな要素で構成しています。これがナチュラルですごくいい。いくら嗅いでも嗅ぎ飽きない。おこもりリゾートに最適なのは、こんないい意味での普通っぽさと言えるでしょう。
気軽にまとえるヴァーベナの香り
親密な関係になりたいなら男性と香りをシェアするといいでしょう。嗅覚は脳の中でもより原始的な大脳辺縁系に直結しているので、香りを共有すると相手との距離がより縮まるといわれています。自分でまとい、さらに相手へプレゼントするのです。
そこでお勧めしたいのが、ロクシタンの「ヴァーベナ オードトワレ」。ヴァーベナはその昔、魔女が恋の媚薬（びやく）に入れたという伝説があるハーブで、フランスでは「恋を呼ぶ」ともいわれているそうです。とはいえ、ベタベタに甘いわけではなく、レモンのようにスッキリ。これなら、男性でも積極的にまとってくれるでしょう。
レモン、オレンジ、そしてフレッシュヴァーベナ……とどこまでも爽やか。そこにローズやゼラニウムが入っているので安っぽくはありません。気になる男性にさり気なくプレゼントしてみてください。なにしろ使いやすい香りなので、香りが苦手、あるいは使ったことがないという初心者の男性にもうってつけ。このようなライトなもので、香水の楽しさを開眼させてあげるのもいいですね。
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