カジュアル場面で活躍する躍動感のある香り

 次にビジネスの対極にある、カジュアルシーンで使ってほしい香りがサルヴァトーレ フェラガモの「サルヴァトーレ フェラガモ ウォモ カジュアルライフ オーデトワレ」です。この香りは、ティラミスの香りと評される「ウォモ」という先行の香水があり、その第二弾。人生を生き生きと楽しむイタリアの男性の自由さを香りにしたためています。

 抜けるような青空の下で太陽を浴びながら、躍動的に楽しんでいるそんなアクティブな男性に贈りたい香り。マッコウクジラから採れる竜涎香(りゅうぜんこう)の合成香料であるアンブロックスで温かみを、そしてハーブとして有名なゼラニウムで優しい男性らしさを前面に打ち出しています。とはいえ、香調はウッディグリーンと安定感もありますので、軽薄な感じとは無縁。

 調香師はイケメンで若手のオレーリアン・ギシャールと香水界の重鎮のアルベルト・モリヤス。この二人の共作ですから、まず間違いありません。今期のファッショントレンドでもあるシアサッカーのジャケットを着ているような洒脱(しゃだつ)な男性にプレゼントするときっと喜ばれますよ。

サルヴァトーレ フェラガモ ウォモ カジュアルライフ オーデトワレ 30ml 6500円、50ml 8400円、100ml 1万1800円(すべて税抜)
サルヴァトーレ フェラガモ ウォモ カジュアルライフ オーデトワレ 30ml 6500円、50ml 8400円、100ml 1万1800円(すべて税抜)

カジュアルながら優雅さも併せ持つ

 同じく、カジュアル使いに適しているのがジバンシイの「ジェントルマン オンリー フレッシュ オーデトワレ <ナチュラルスプレイ>」です。こちらはジェントルマンと銘打っている通り、とても優雅な感じがします。知的で、自分のスタイルをきちんと持っている芯のある男性によく似合うでしょう。

 オリジナルの香水のアイコンはアメリカのドラマ「メンタリスト」などでもおなじみのサイモン・ベイカーでした。彼のスマートだけれど、ちょっとアイロニーに含んだ雰囲気は、今回の限定品でも、しっかりとそのDNAが受け継がれていると個人的に感じました。前出のフェラガモが陽気なイタリアンで、こちらはちょっぴりスノッブなフレンチ。同じカジュアルでも、その違いを理解していただけるでしょうか。

 さて肝心の香りは、フレッシュなレモンをメインにネパールミント、セージなどスッキリとしたハーブがプラスされています。ラストにやや苦みのあるハイチベチバーが配されているので、決して子どもっぽくなりません。ホワイトデニムに合わせたくなる、そんな爽やかな仕上がりが魅力的。彼氏にデートでまとってほしいと思わせる雰囲気です。

ジバンシイ ジェントルマン オンリー フレッシュ オーデトワレ <ナチュラルスプレイ> 100ml 1万700円(税抜) ※数量限定
ジバンシイ ジェントルマン オンリー フレッシュ オーデトワレ <ナチュラルスプレイ> 100ml 1万700円(税抜) ※数量限定