「ハンドクリームを使っているのに乾燥する」「毎年肌荒れを繰り返す」という人も多いのでは? 実は手ごろな市販のクリームも、“量”が適正ならたいていの肌荒れを改善できることが判明! “たっぷり使い”を続ければ、効果は3日で表れるはず。さっそくトライして冬の肌荒れに今年こそおさらばしよう!

*前回の記事はこちら → 「手荒れ予防に 正しいハンドクリームの塗り方教えます」

脚にはマッサージで血流アップ

 乾燥を感じやすい「すね」とコチコチに角化しひび割れを起こす「かかと」が脚の肌荒れ2大地帯。「脚の中でも、皮膚の薄いすねに最初にかゆみや粉吹きが起こりやすい」(佐藤院長)。のびのよい全身用ボディクリームでマッサージしながら塗ると血行が促進しクリームが浸透しやすい。かかとは皮脂腺が少なく乾燥するうえ、歩くことで常に力が加わり酷使している場所。乾燥レベルに合わせた重ね塗りをしよう。

 また冬場は知らぬ間に足元の乾燥が進行することが多い。「ホットカーペットや床暖房は素足で歩くと肌の水分が一気に蒸発する。靴下やスリッパを必ずはいて」と野村院長。流行のモコモコソックスでさらに肌荒れが進行する人も。チクチクするなど気になるなら使用を控えて。

粉吹き、カサカサしたすねから下のケア

使用量の目安 たっぷり!
片脚には人さし指1本分以上

1 ひざ下全体に塗る

 人さし指1本分の量のクリームを指に取り、すね、ふくらはぎを中心にたっぷり塗る。下から上方向に手をすべらせてクリームをのばす。

2 ひざを手のひらで3秒包む

 1で手のひらに残ったクリームをひざ頭に塗る。ひざ頭を手のひらで包み込むようにして、3秒間温める。

3 ひざ裏を親指で押す

 両手でひざの裏をつかみ、親指で3~5回押す。

4 くるぶしの脇を押す

 両手で足首をつかみ内側のくるぶしの横を親指で3回押す。

5 足裏とかかとに塗った後、足の裏を指で押す

 さらに適量のクリームを指にとり、足裏とかかとに塗る。指の付け根や側面は念入りに塗る。その後足の裏を両手の親指で気持ちいいと思う強さで押しほぐす。

6 足指をほぐす

 手の親指と人さし指で足指の付け根の上下を挟みこみ、指先に向かって、1本ずつほぐすようにマッサージする。

7 爪の両側を刺激する

 爪の両側を手の親指と人さし指で挟み、押す。