脱毛経験のあるママは娘の脱毛に賛成

 脱毛サービスを利用したことのある母親は、娘の脱毛にも理解を示す傾向にあるようです。自身がムダ毛で悩んだ経験があったり、自己処理で苦労した経験があったりするためでしょうか。

 7歳以上の娘を持ち、脱毛経験のある女性に「娘のエステなどでの脱毛サービス利用に対する気持ち」を尋ねたところ、約7割が賛成と答えました。7歳以上の娘がいてムダ毛は自己処理で済ませている女性に同じ質問をすると、約3.5割という結果でした。

「自分が若い頃に嫌な思いをしたので、娘には脱毛をプレゼントしてあげたい」(36歳)

「自己処理して肌が荒れたりするよりは、プロに任せたほうがいいと思う」(42歳)

介護を見据えて脱毛する人も…

 また、「これからはVIOゾーンのムダ毛が白くなってくるかもしれないので、介護を受ける年齢になる前に、すべてを処理したい」(42歳)という声も。将来子どもやお嫁さん、または施設で介護してもらう場合の恥じらいや衛生面を考えて、今のうちに脱毛しておく「介護脱毛」という考えも少しずつ広がってきているそうです。

 セルフ処理派も脱毛サービス利用派も、みんなひそかに悩みを抱えているようです。きれいでいるためのムダ毛処理。脱毛サービスの低価格化、脱毛デビューの低年齢化、介護のための脱毛など、新しい時代に突入しているのかもしれません。

文/大楽眞衣子 写真/PIXTA