そろそろコートを脱いで春物に衣替え。靴もブーツからパンプスに替えて軽やかに決めたい季節。パンプスを履くとき、あなたはストッキング派、素足派、それともフットカバー派ですか? ここ数年、フットカバーを使うという女性が増え、レッグウエア製造卸販売会社の岡本の試算によると、ストッキング市場の1.2倍の規模になっているのだそうです。フットカバーはパンプスからはみ出ず、汗をかいても靴の中で足が滑らないから便利。ですが、このフットカバーが足トラブルのきっかけになっているというのです。足トラブルとフットカバーの関係、予防対策について、岡本のセミナーで教えていただきました。

軽やかパンプススタイルは「隠れトラブル」に注意

 実は、春は足のトラブルが起こりやすい季節。それは、ブーツにタイツや靴下という重装備から、パンプスなどに替わるからなのだそうです。トラブルの原因になりやすい理由は二つ。一つは、足の形に合っていないパンプスを履いていること。「足指には人それぞれ特徴があり、その形に合った靴を選ぶことが大切」と東京医科歯科大学付属病院臨床准教授で、皮膚科フットケア専門医の高山かおるさんは話します。

このパンプス、私の足に合っているのかしら? (C)PIXTA

 足の形には、人差し指が長い「ギリシャ型」、指のほとんどが同じ長さの「スクエア型」、親指が長い「エジプト型」があります。それぞれ足指のタイプによって合う靴も異なるのをご存じですか。エジプト型に合うのはオブリークタイプ、ギリシャ型にはラウンドタイプ、そしてスクエア型にはスクエアタイプの靴が合います。今はバレエシューズなどに多いラウンドタイプが人気ですが、もしタコや靴擦れなどの足のトラブルに悩んでいる場合は、ラウンドタイプが足の形に合っていないのかもしれません。

足の形は人それぞれ。自分の足に合った靴を選ぶことがトラブル回避のポイント

 もう一つ、足トラブルで考えられる原因は、フットカバー。フットカバーはパンプスからはみ出ないのでパンプススタイルがきれいに見えていいですよね。「素足で靴を履くよりフットカバーのように、足汗を吸収して靴の中で足を滑りにくくする靴下を履くことは、足の健康のためにも良いことです」と高山さん。しかし、デメリットもあります。フットカバーを履いたことのある女性の約9割が、フットカバーのかかとが外れやすくてストレスを感じるとのこと(岡本「フットカバーに関する調査」より)。高山さんによると、これが、足のトラブルにつながるとのこと。そこで、検証を行いました。

岡本の調べ「フットカバーに関する調査」によると、フットカバーを履いたことがある女性の約9割がフットカバーのかかとが外れやすくてストレスを感じているそうです