みなさんは、「赤ネイル」にどんなイメージをお持ちですか? 大人の女? ちょっと派手すぎ? 「肌になじむベージュ系ならいいけれど、赤はちょっと……」と敬遠している人もいるかもしれません。実は赤ネイルには指先に華やかさをプラスするだけではなく、女性の手を美しく見せる効果があるのだとか。赤ネイルの知られざる効果や、マニュキュアの塗り方、注意点について、30年以上にわたって日本のネイル業界をけん引してきたネイリスト・マニキュアリストの井上由美さんに詳しく教えていただきました。

赤い色は、女性を美しく見せる「魔法の色」

赤ネイルには気持ちを前向きにさせる効果も!

この人に聞きました

井上由美さん
ネイリスト・マニキュアリスト

1986年にキャリアをスタートし、日本のネイル業界をけん引。2000年5月に表参道にオープンしたサロン「Hands-On」は現在3店舗に拡大。一人ひとりの美しさを引き出すカラーリングが幅広い層に支持され、顧客には女優や文化人なども。書籍『AROUND60 マダムネイル ~おしゃれは手元から~』が発売中。

 「赤いマニキュアは、ハリウッド女優の指先を美しく見せるために開発されたんですよ」と、井上さん。赤いマニキュアが誕生したのは150年ほど前のこと。貧血気味で青白い爪に血色感を与えるということで、女優達に重宝されていたそうです。日本人が赤ネイルに大人っぽい印象を持つのは、ハリウッド女優のイメージが影響しているのかもしれません。

 「赤ネイルが解決するのは指先のくすみだけではありません。手の甲をよく見てください。節の部分などに、いろいろな『くすみ』が見つかりますよ」

 確かに、自分の手の甲をよく見てみると、日焼けによるシミや、指の関節の黒ずみ、青白い血管などが……。そのくすみを隠し、手の色を美しく引き上げるのが赤いネイルカラーなんだそう。

 「お化粧にたとえると、赤いリップに近い役割があります。赤リップを塗ると顔の表情が華やぐように、赤いネイルカラーを塗るだけでパッと手の表情が明るくなるんです」

 さらに赤い色には、気持ちを前向きにさせてくれたり、やる気を引き出したりといった心理的な効果も。早速、赤ネイルに挑戦! と言いたいところですが、一口に「赤」といっても、真紅や明るい赤など、さまざまな色味があります。どうやって、自分に似合う赤を選んだらよいのでしょうか。