遠慮なく自慢し合える、同じ環境の友人がベスト

「ママになったからといって特別付き合い方が変わるわけじゃない」
「ママになったからといって特別付き合い方が変わるわけじゃない」

――やっぱりママになってからの交流の基本は、子どもの写真からなんですね。

 子どもの写真というよりは、これまでと同じく、自分の悩みやうれしかった感情を共有し、共感を求めているんだと思います。そのツールとしての子どもの写真ではないでしょうか。子どもを産む前、友達が子どもの写真を送ってきてくれることもありましたが、正直、そのときはピンときてなかったんです。ただ「かわいいな」「別に興味はないな」であっさり終わってしまうというか。

 でも今は、自分から子どもの話をしたいし、子どものかわいさを共有したいという欲求が生まれた。これは子どもだけじゃなく、柴犬を飼っていたときも同じでした。

 もちろん、相手がそのトピックに興味があるか無いかで、話すかどうかは考えています。全方位に向けたSNSだと話す相手を選べないから、アカウントを新しくつくる人も多いんだろうなぁと思いますね。

 そういった意味で、ママ同士は同じ熱度を持っているので、互いに遠慮しなくていいんですよ。この人だったらどれだけ子どもの写真を見せても嫌がられないし、私もあなたの赤ちゃんの写真を喜んで受け止めるっていう、互いの欲望を吐き出し合えて、ぶつけ合える関係なんです。まあ、趣味でも同じですよね。